木板積層リングダクトスピーカーの製作を進めておりますが、いやぁいろいろとうまくいかないことが起きるものです(涙)
木板を切り抜いて、それを重ねて接着します。
外筒については、四画の板(内部は丸く開口)を重ねるので4辺のラインをうまく合わせていけばいいですし、接着面もそれなりにあるのでこの部分はそれほど難しくありません。
それに対して、内筒は厚み2cm程度のドーナツ状板を十数枚重ねます。
作業効率を考えるとこれは一気に接着した方が効率が良いのでそうしているのですが、8cmユニット版試作1号機では接着後も気にならなかったところですが、2号機では重ねる板の数を増やしたことと接着剤を変更したことが影響したようで、硬化時間が遅いことで長い時間に渡って接着面が動きやすい状態になりました。
そこで接着時には上から加重をかけつつ、積層具合を横からチェックし、接着状態を確認しては位置合わせ、確認してはまた位置合わせと繰り返し、綺麗に接着するように対処したつもりだったのですが…
2時間後に確認してみると…
これはイメージですが、こんな感じで芯がずれてしまうという大チョンボ!
かなり接着時に気をつけていたつもりですが、その後にやはり微妙に動いたりしたのでしょうか。
それもとチェック時にすでに自分の目の垂直感覚がずれていたのでしょうか。
このような状態では、外筒の内部にうまく納められずにリングダクトスピーカーが成立しません(とほほ)
ここまでの労力が…と脱力する瞬間でした(涙)
ま、こういうことを分かるための試作中なわけですから、いずれにしてもこれは今後避けなければならないミスです。
なんとか外側ラインは垂直を出さなければ使えない!とサンダーで削って削ってと調整し、ある程度までは垂直ラインに調整できたものの、それだけ内筒が細くなりますし板の厚みも場所によって違うことに。
こんな状態の内筒を使用するのは気が乗らないl..と思う自分に気づきボツにしました。
とはいえ外筒はありますから、内筒は他のもの、たとえば既製パイプの活用などで今回は代用しようと思います。
これを受けて、この部分のミスを防ぐためのいわゆる“治具”を作成せねばと思っています…
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2013年06月26日