Stereo誌 2011年7月号付録 Fostex製8cmスピーカーユニット組立

やっと時間ができたので、以前購入しておりましたStereo誌2011年7月号付録の8cmフルレンジスピーカー(P800)の組立てを行いました。

スピーカーユニットキットが同梱されたStereo誌。
昨年は6.5cmのフルレンジユニットでしたが、今年は8cm版へとサイズアップしました。
ちなみに昨年の製作の様子はこちら

Stereo誌 2010年7月号付録 Fostex製6.5cmスピーカーユニット組立

キットの納められたケース。

8cmユニットサイズに対応するため、雑誌サイズより全体の梱包サイズが一回り大きかったですね。
この方法でいけば、10cmや12cmユニットサイズも付録にすることは不可能ではない? ま、その場合には2段重ねの対応も必要になりますかね^^、今後の付録シリーズに期待しましょう(笑)

組立て方法は、昨年のP650と同じですね。
昨年は最期のセンターキャップで凹ませてしまうというヘマをしましたので同じミスはしませんぞ!!

まず最初の作業は、磁器回路を取り出してフレームとの結合作業を行います。
磁器回路にはフレームとの位置あわせ突起が対角上の2箇所ありますので、これにフレームを合わせます。
裏にStereoの文字が入っているので、端子部がstereoという文字の下になるように合わせるといいと思います。

磁器回路にぐるりと付属ボンドを塗って…(ちょっと塗りすぎでした)

フレームを合体!

やはりボンドが多すぎて、はみ出す量が多くてちょっぴりヒヤリ(汗)
磁器回路の隙間に入ると一大事でしたが、それは回避できました。念のためこのあと綿棒で余分な量は取り除きました。

次にダンパーの取り付けです。
ダンパーをうまくフレーム中央に合わせるために、ギャップゲージと呼ばれるアクリル製のシートを丸めて中央に通します。

「ギャップゲージの端から3mmぐらいを内側に折り目をつける」とあります。端がピンと伸びて丸くならないことを想定した対応ですが、それほど神経質になる必要はありません。
接着する前に一度設置してみて、ダンパーがうまくフレームに乗る(端が均等にフレームに接している)ようであれば問題なしです。
それを確認して、フレームの内部にある段差部分へボンドを塗ります。

最初、少しダンパー部(ボイスコイルボビン)をギャップゲージの上の方へずらしておくといいですね。ギャップゲージを磁器回路の隙間に合わせてから、ダンパー部をスルスルと降ろすようにすればうまく取り付けできると思います。
爪楊枝の後ろや先端の細く丸い棒で、ダンパーとフレームの接着部分をトントンという感じで抑えていきます。こするように抑えてはダンパーがズレますので要注意。

接着したら、ボビンから伸びる引き出し線を端子に接続します。
説明書ではボールペンを使ってコーン誌とダンパーに触れないように調整する、とありましたが、個人的には引き出し線をひねると角度が調整できますので、ひねりを加えながら位置をみて端子へ接続しました。

次はコーンです。
まずはフレーム部にボンドを塗ります。
ここは目印もないので、内側よりに塗っていきます。多くぬるとはみ出す量が増えて見た目に影響がありますが、少ないと接着不良になる可能性もあって「適度」な量がかなり難しいところ…
今年は昨年のP650製作時より気持ち少なめにいくぞ…

ダンパーのときと同じように、フレームへトントンと先端の丸く細いもので抑えていきます。
上品なはみ出し量に留まりました、大丈夫とは思いますが…(笑)

さて次がけっこう難しかったなぁと思うボビンとコーンの接着。
P650製作時に感じたコツとしては、ボビンとコーンの接合部にボンドのノズル先端を押し付けるように、少し押し下げるぐらいの強さでボンドを塗りこんでいくとちょうど良い感じです。
ただP650のときより接合部の角度が急に感じられて、ノズルをうまく押さえつけることが難しい…ということで、慎重に力を加えて押し付けるようにしながら一周ボンドを塗ったところで、コーン部を上限に少し揺すってボンドを馴染ませるようにしてみました。うまく接着できたように見えますよ。

ここで1時間ほど接着が乾くのを待ちます。
付属のボンドは速乾性があるので、テンポよくここまで作業が進みました。

最期にセンターキャップですね。
P650の悪夢が蘇る瞬間、しんちょ~にやりましたよ。ただ、ちょっと片方が傾いた感じになって調整しようとして危うく…(汗)
ま、音漏れはないでしょうからヨシとします^^

さて取り付ける筐体、どうしようかな…

リングダクト RD-801での試聴をアップしました。

Stereo誌 2011年7月号付録 Fostex製8cmスピーカーユニットの試聴

 

2011年07月18日作成
2011年07月31日追記(試聴記事へのリンク)

 

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