スピーカー自作(4号機:お手軽タイプ)

※旧ゆったりねっとの閉鎖に伴い、自作スピーカー関連話題をDIY-Soundへ移行(移設)しております。
 2007年5月に掲載しました記事(一部改編)ですのでご了承ください。

 

東京出張時に、秋葉原でお遊び用にと格安スピーカーを購入しました。

コイズミ無線さんのすぐ近くで、歩道上ラックの箱に無造作に入れられた格安スピーカーを見たのがきっかけ~(笑)

いかにも安そうなスピーカーですが、でも50円~300円(メインは100円みたい)ですからね^^
この中から50円のと100円のを3種類を購入してみました。
後に、ユニットを裸で鳴らしてみましたが、50円はやっぱり「・・・」、でも100円の2種類はなかなかやるような音?
やってみるかという気になる、それなりに“まともな音”が出てます(笑)

今回使うのはこの100円ユニットにします。
コーン直径が約5cmという代物。

ではエンクロージャの材料を探しに100円ショップへ
今回の筐体に塩ビは使いません^^(部材は使いますが)

購入したのは、保存用容器2タイプ×2セットと、ペン立てを1セットの600円なり^^
250mlと750mlで、1:3となりますね。
それに重ねて保存できると記載されているように、フタと底はうまく重なるように設計されています。

どうなるか分からないけど、ここはひとつWバスレフ化しちゃいましょ~(笑)

まずはユニット取り付け部の開口作業。
自由錐で5cmに合わせてグルグルっと^^(深夜の自室作業です・笑)

材質はポリエチレンとのことですが、適度な軟さがあってバリッと割れることなくすんなり開口^^
スピーカー自作に自由錐は必須ですね(と思います…)。

フタはねじ込み式ですから、とりあえずは接着などせずに密閉性は保てる…ことにします(まぁ保存容器ですからね^^)

ということで、お手軽作業で進めました。

つづくです^^

 

(ここまで2007年05月13日掲載:旧ゆったりねっと)

 

引き続き4号機製作状況を^^

このスピーカーユニット、エンクロージャーに固定するためのビス穴がありません。
ということは、何かで挟んで押さえつけて固定する必要があります。
スピーカー前面をみると、コーンの縁には円状に硬質ゴムが巻いてあり、その面を押し付ければ密閉性はなんとかなるようです。
直径5cm開口しましたから、ちょうどこのゴム縁取りがその回りにきて良い感じ。

固定方法はこんな方法じゃホントは・・・という感じですが、まぁ簡単シンプルにいきましょう^^

4箇所ビス止め(笑)
ワッシャーでスピーカー後ろ側を挟んで締め込みです。
密閉性が気になれば、裏側のユニットの縁をホットボンドででも固めてしまえばまず問題なしと思います。

とはいえ、本来ユニットとエンクロージャーは、できるだけ振動が伝わらないようにすべき、とあります。
スピーカーユニットに不要な震動が伝わると、繊細な音の再現においてデメリットというところ…
ま、今回はまったく気にしませんけど^^

次にペン立ての底面中央を開口します。
25mmホールソーで穴を開けて、テーパー付きリーマーで微妙な位置調整をしながらサイズ調整です。
ここにVE22mm用コネクタを通します。

750mlの保存容器の底面開口。
同様に25mmホールソーで穴を開けて、ご覧のテーパー付きリーマーでゴリゴリとサイズ調整です。このリーマーは重宝します。

室内でダンボール箱内作業中^^
ま、たいした音も出ないので迷惑はかけないでしょう。
問題は、ダンボール箱から飛び出すゴミの後始末^^
(ポリエチレンは静電気を帯びて、箱やら服やらあちこち引っ付くし)

で、ペン立てと750mlとを、コネクタを通して締め付けたところ。

同様に250ml保存容器とも接続するために、開口加工します。

こういった容器類、底やフタのセンターには何かしら凹凸があるもので、センター芯出し作業も不要で、すいすい加工作業が進みます。

次はいよいよ完成となりますが、つづくです^^

 

(ここまで2007年05月13日掲載:旧ゆったりねっと)

 

コネクタを利用して各部材を合体!

接着剤は使いませんから、後で分解してあ~だこ~だと遊ぶには適しております。
厳密には「音漏れが~」とか「振動が~」とかあるのでしょうが、まぁ4号機においては気にする必要はないコンセプトということで…

ペン立てを最下部にもってきて、低域の抜け口にする…プランです。

で、こんな感じになりました。
3号機から続く、上面ユニットデザインです^^
5cmユニットからくる高域部分を、こうしてある程度耳につかないようにしようという意図でしたが…

で、鳴らしてみますと….

もう少し高域は伸びるのかと思いましたが、やっぱりそこは100円ユニットなんですかね~、クリア感が乏しい…
嫁さんも「なんか変な音じゃない?」と言う…
というか、ゆったり3号機を聴いた後では相手が悪すぎるけどね~^^

ダクトVE管は写真の状況からは、試行錯誤中でいろいろ変化してます。
あまりサイズの変更はできませんが、差し込むパイプの長さ調整などでもう少しチューニングをしようと思ってます。
(写真のは長すぎでしょ、第一ダクトはこの分ではコネクタを半分に切るぐらい、かなり短くてよいかな)

いずれにしても、今ひとつ期待するほどの低音も出てませんねぇ(汗)

低域の下へはあまり伸ばせないでしょうが、ある程度のところで量感と両立できるか?..と遊んでます。

パソコン横に置いてみました。
デザイン性は悪くない…でしょ?(笑)

ま、防磁型ではないので、あまり近づけないように…と思ってますが、あまり磁力も強くなさそうで大丈夫そう。

もう少し良い音にできたらまたご報告します^^

 

(追伸)
ダクト調整などやってみましたが、結局ユニットを変えなければ難しい、ということになり一旦保管としておりましたところ、その後の引越し等で破損してしまいました。
デザイン等のアイデアは気に入ってますので、改めてやってみたいところです。

 

(ここまで2007年05月16日掲載:旧ゆったりねっと)

 

2009年08月30日掲載(若干の修正を行っております)
2011年11月14日一部更新

 

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