円形キャップのセンター出しに便利な小物を製作

※旧ゆったりねっとの閉鎖に伴い、自作スピーカー関連話題をDIY-Soundへ移行(移設)しております。
 2007年10月に掲載しました記事(一部改編)ですのでご了承ください。

 

塩ビのキャップに穴を開けたりしますが、センターをうまく出さないと例えばスピーカーユニット用の開口が真ん中にならない、なんてことになります。

私がメインに利用しているメーカーのキャップでは、VU100用以上であれば表面や裏面に、「ははぁこれがセンターだな」と分かるラインなりマークらしきものがあるのですが、VU75用、VU65用ではセンターとなるような目印が得られません。

よって自力でセンターを出すことになります…
最長となる部分でラインを複数本引くと、重なる部分がセンターになりますが、なかなか適当にやっていては線を引くごとに重なる場所が変化してしまう…なんてことになります。

最近作成したものもそんな感じで苦慮した上に、センター出しに結果失敗した感じですので、ここはツールを作ってみることにしました。
とても簡単なものです^^

参考は、以前所有していた木工旋盤に付属していた丸棒用のセンター出し道具。

用意するのは、

・30cm-15cmの曲金
・三角定規(45度・45度・90度)
・両面テープ(段差を稼ぐ意味でスポンジ等の厚みがあるタイプが良い)

と簡単な材料。500円前後で揃うように思います。

※後述にて補足しますが、曲金と三角定規との間に板等を挟んで、もっと厚みを持たせるようにした方が良いです。

まず三角定規の長編側に両面テープを張り、形に合わせてカットします。

それを写真のように貼り付けます。
曲金と平行性がずれていては精度が出ませんから、別の平面板等にそれぞれ立てるような感じで平行性を保つように接着すると良いでしょう。

角からちょうどラインが伸びていくように三角定規の一辺が固定できれば完成です。

これの使用法は、曲金を円形物の円周にひっかけて押し当てます。
このひっかける段差がもう少し欲しいところですが、まぁ簡単な材料ですから…
スポンジ状の両面テープを使うのはこの点を補うためです。

円形物に曲金の両辺がカッチリ押し当てられたところで、三角定規部分にラインを引きます。これを2、3本引くとセンターが分かるというもの。

写真はVU50のキャップでセンターの目安となるマークありましたが、その中央を指しています。
まずまずの精度は出ているようです。
これで容易にセンターが出せるようになりました^^

三角定規をもう少し大型にすればサイズ的な汎用性は増しますね。
ちょっと便利なツールが出来て、効率が増しそうで嬉しい気分です^^

 

※補足
塩ビキャップの円周部は、直角ではなく丸みを帯びているために曲金と三角定規との間の幅が狭ければ、この部分にあたってしまい精度がでません。
よって、丸みを帯びていない側面部分に曲金が接っする必要があり、板等でその部分の厚みを確保するとより利便性が向上します。

 

(2007年10月19日掲載:旧ゆったりねっと)

 

2009年09月10日掲載(若干の修正を行っております)

 

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