前回は → リングダクト・スリット部の調整方法検討
前回は、テスト用に切り出したリング状の木材に鬼目ナットを埋め込むテストをしましたので、いよいよ内筒にやってみます。
ただし、内筒にうまくボール盤で穴をあけるにはコロコロ転がる状態では具合が悪いです。
そこで…
内筒を上の乗せると、両側の板上に乗る形になりゴロゴロと動くことはありません。
穿孔箇所がちょうどドリル切り先の真下になるようにこの土台板を固定して使います。
試行中ということで…この土台部はボール盤の受け台に両面テープで仮固定です。
うまくやれそうです。
テストでは8.5mm(鬼目ナット埋め込みサイズ)で穿孔しましたが、鬼目ナット埋め込み部分のみ8.5mmとして、貫通はM4ボルトが通る5mmで穿孔することにしました。
5mmサイズで穿孔するのは問題ありませんが、その後5mmサイズの穿孔部を均等よく広げるように8.5mmの切り先を当てるのは気を使いますね。
開口対象が小さければ(軽ければ)容易に動かせますので位置調整しながらグリグリとできますが、この内筒はそれなりに重いので片手で位置の微調整をしながら片手でボール盤のレバーを下げる…
削り具合をみながらズレているようなら調整しつつ…という作業でして、なかなか思うようには(笑)
でも、まぁなんとかうまくいったかな…という感じです。
まずは外から鬼目ナットを埋め込みます。
それほど負荷がかかるわけではありませんが、念のため少しねじ込んだところで木工ボンドをつけて残りをねじ込みました。簡単には外れないでしょう。
内筒内部に開いているのは5mm穴(ボルト直径程度)で、その奥に鬼目ナットがある状態です。
内筒内部からはビスの角度調整に余裕がありませんので、鬼目ナットのねじ込み具合(穿孔軸とのわずかな角度ズレ)では、すんなりと鬼目ナットの溝に噛み合ってくれません。
一旦外側からねじ込んでは内筒内部に出てきたボルト状態を覗き込んで確認し、「なるほどこっちに少し寄っているのか…」など角度具合をみながらの取り付けでした。
まぁ、後半は多少慣れましたけども。
内筒のバッフル側、背面側にそれぞれ3箇所、計6箇所に位置調整ボルトを設定。
これで内筒を外筒内にうまく収める計算です。
全て同じぐらいの力加減でねじ込んだところで位置が合うように調整しました。
いい感じです、簡単に位置は調整できますね。
これまでやっていたスペーサーを挟み込んで内筒をグイッと押し込んでしまうと、その後に取り出すのがとても大変ですが、これならしっかり固定できる上に外そうと思えばユニット穴から手を入れて蝶ネジを緩めればすんなりと外れます。
少し製作手間が増えますが、リングダクト・スリット部の調整方法としては「アリ」ですね^^
(※写真をクリックすると大きく表示されます)
2018年06月24日
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