木板積層リングダクトのサイズアップによる共振周波数の検討

自由錐の横棒300mm化により、36板から300mm×300mmの板18枚を効率よく切り出して使うことができるようになりました。

それまでは、200mm横棒という制限から開口寸法が大きくできませんした。これで一辺300mmの板とすると外筒がかなり肉厚になってしまい、必要以上の重さになるし、デザインバランスも悪い。
ということで260mm×260mmのサイズに切り出していました(けっこうな端材が出てしまいます)

今回サイズアップが可能となりましたのので、リングダクト部は直径拡大、空気室も容量拡大という状況となります。
木板積層リングダクトの外枠が260mm×260mmから300mm×300mmにサイズアップすることに伴い、共振周波数がどのような傾向になるのか、概算でありますがみておこうと思います。

 

260mm×260mmにおける概算結果。

内筒のバッフル面、背面の板の厚さ分をリングダクト長さと容量計算にうまく反映できてませんから、いろいろ概算要素はありますが、まぁこんな感じ。
共振周波数は72Hzあたりと示してます。

実際にはスリット状のリングダクト部の空気抵抗も作用して、たぶんもう少し下の方向にて共振周波数が出ているのかな、と思います。

 

こちらは300mm×300mmを想定してサイズ入力した場合。

概算要素は同様ですから参考程度。
共振周波数は61Hzあたりと示してます、こちらも同様に実際はもう少し下になるのかな、と思うところです。

この新サイズ筐体、Alpair7、CHR70でうまく鳴らせるか…
計算上2.6リットル程空気室が増えるように出てます(これより実際はバッフル板、背面板の厚さ分は若干減る)。

空気室が大きくなりすぎていわゆる空振り現象(低音強調がなくなる)とならないか、少し気にはなりますけどもさてどうでしょうね~
このあたりは、やってみないと分かりません!^^

また作業を進めましてご報告します(5月はあまり作業できないので6月になりそうです)。

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2018年05月12日

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