リングダクト、ちょっとサイズアップ、けっこうな変化

今回試作と以前試作の共にパイン集成材使用の積層リングダクトスピーカーを並べてみました。
今回試作はややエッジを残した処理です。

 

 

使用するスピーカーユニットは、共に「DIY AUDIO SA/F80AMG」。
エージング程度に差はありますが、同じユニットですから音の傾向は比較しやすい。

サブロク板をフル活用して正方板にカット、今回試作は一回り大きくなりました。
また内筒のくり抜きもけっこうギリギリのところまでサイズアップしました。

これにより、内筒(空気室)の容量、ダクトの断面積が共に若干ながらも大きくなっている状況です。

 

若干のサイズアップながら、これ効果ありましたね~

聞き比べますと、低域の量感は確実に増してますし、それでいて音が軽やかに奏でられる感じです。
音を言葉で表現するのはとても難しいですが、なんだかさわやかに広がる音、という感じなんですよ、気持ちよいです。

低域のスピード感も良好、こもったような音の出方はありませんね。

スリットになっていますが、断面積にするとこれ結構な太さに相当するダクトになってます。
太くで長いダクトをリングダクト構造で成り立たせていて、通常のバスレフタイプでは納めるのが難しいダクトサイズになりますよ。

 

(参考)リングダクトスピーカー

 

これだけ断面積のあるダクトですから、スピーカーユニットが動く際の背面ストレスは通常バスレフタイプのそれと比べると小さくなってるのではないですかね。

太くなってもダクトが長くなることによる抵抗が発生するから同じだ(なので共振周波数が同じなんだ)、という話もありそうで物理の世界はよく分かりませんけども…
でも、何かしらの効果が音の傾向に出ているように感じます。

 

 

撮影の角度により以前のリングダクトの方が短く見えますが、18mm板×15枚という積層構造は同じ(奥行きは同じです)。
サブロク板からの最大効率となります18mm×16枚ではどうか、次でやってみましょう。
(さらには25mm×16枚というのありますね)

それと、10cmのスピーカーユニットを使った場合など、引き続き試してみたいと思います。

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

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