8cmユニット版の木板積層リングダクトスピーカーの試作2号機で失敗した、内筒の接着…
時間をかけて慎重に作業を進めても、結果これでは意味がないし効率もすこぶる悪い…
ということで、接着時にズレないようにサポートする器具(所謂「治具」ですかね)が必要だなと痛感したシーンでしたが、その後検討。
1)内側に程よいパイプを芯に使う(例えば塩ビ管)
2)内側にパイプ3本程を立ててサポートする
3)外側にパイプ3本程を立ててサポートする
最初に思いついたのが1番ですが、木工ボンドですから塩ビには強固に接着はしないとはいえ、塩ビにべっとりと付いたら簡単には抜けないでしょう…
紙か何かで塩ビの表面を覆って、作業後は破るようにして抜ける?なんて考えましたが大変そうです。
そこで接着する面が少なくなる2番ですが、それなら外側にパイプを立てる方が状況が分かりやすくて良いのでは…となって3番に決定。
次に材料ですが、これはメタル・パイプラック用の部材が使えないかなとホームセンターへ。
ベースとなる部材と、25cmほどのパイプを購入しました。
しかし少々難点がありまして、ベースにパイプを差し込むのですがけっこうなガタがあります。もう少しぎゅっと押し込んで固定できる位の仕様にしてくれたらいいのですが、この状態であればパイプを立てたら上広がりということになって、接着時のサポートとしては都合が悪い…
とそこで、親父の登場^^
「ナットを溶接して、ボルトで締め付けるようにしよう」
なるほど…
私は溶接できませんので、ここはひとつお願いして…^^
できました!
外側にパイプを配する姿にしました。
パイプが長すぎると接着時に上から押さえつけるときに邪魔になりますからこのぐらい。
ナット溶接部分。溶接機の具合もあって苦労してたようですが、結果オーライ。
ベース部分の内側にぴったりと張り付くように外側からボルトで締め付ける構造です。これでほぼ垂直が出るという計算。
ベース部分とパイプ部分ではサポートする内径が違います。
当初はパイプに何か巻いて径を合わせる予定でしたが、とりあえずベースより露出しているパイプ部分の20cm程あれば、今回製作サイズのリングダクト内筒部の接着は可能ですので、逆に内筒サイズを2mmちょっと拡大してパイプ部分の径にぴったり合わせました。
なので、パイプ部分まではスペーサーを入れます(とりあえず過去の廃材利用)
これは便利!
接着剤を塗ってどんどん重ねていけます、効率大幅アップです!
パイプ上部までしっかりとサポートしてくれました、もうこの部分での接着ミスはしなくて済みそうです^^
外側は後でサンダをかけますが、内側は基本的にそのままになりますから、余分な接着剤を拭き取っておきます。
一枚養生板を挟んで圧力をかけて接着。
ここでズルズルと接着面が動いて失敗しましたが、まったくそんなこともありません。
この接着サポートツールは大成功ですね。
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2013年07月15日
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