積層接着中

先日、ボール盤+自由錐によって板に丸く開口する作業様子をアップしました。

ボール盤作業 進行中

木板積層リングダクトの場合、開口作業を行った板を複数枚接着することになります。
以前の製作時はクランプを使用しました。クランプは締めこんで圧力をかけますが、この作業でひねる力が対象物にかかってしまい、その後の補正が大変でした。
(手持ちクランプも回る力を押さえ金具の根元部分が滑って逃がす構造になってましたが、力が加わってくるとその構造では逃がせなくなるようでして)

クランプで締め上げる際に注意すれば良いのでしょうけど、板を10枚ほど接着しますからズレる場所もそれだけ多くなり大変なんです…

その教訓を活かして(?)、今回は

 

接着中の様子

重石(おもし)を載せることとしました。

重石も漬物石タイプを直接載せるわけにはいきません(底部が平らはない)
そこで最初は厚みのある板で上下を挟んでいましたが、その板に微妙なソリがあるのが気になりまして、水平面でうまく圧力をかけるために何か良いものはないかとホームセンターで物色しましたところ、インターロッキング用でしょうか、大理石の正方形板がありましたのでチョイスしました。

片面はけっこうツルツル、反対面は多少荒いですが、ツルツル面で挟むように使えば問題ありませんね。
ブロックも考えましたが、値段もそう変わらないしこちらの方が形も使いやすいです(持ちやすいというワケではありません)

大理石の板も1枚10kg以上はありそうです。
漬物石として売られていた白い物体は、大きいのが20kg、小さいのが12kgあります。
(内部はモルタルらしいです)

これにより上段には94kg、下段には114kgの圧力が少なくともかかっているという状況ですね。
ちなみに、接着している板は内部をくりぬいた外ダクト構成部ですから、接着面積は横からの見た目より少ないです。それなりに「g/cm2」は出ていると思いますけどね。

またクランプの場合、基本的には締めこんだ時の圧力のまま(締め増しすれば別ですけど)なので、多少木材が凹むなどすれば接着面の圧力は弱まる傾向となります(厳密には)。
その点、この重石の場合は重力がある限り同じ圧力で押さえ続ける(多少木材が凹んだとしても接着面には同じ圧力がかかり続ける)のは利点です。
それと、全体に均一の圧力がかかるというのも利点ですね。

まぁそんなこんなと書いてますが、重石にしろクランプにしろ、結果、うまく接着できればいいワケですよ(笑)

ということでコツコツやってます^^

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2013年05月02日

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