あつながさん製作の「じょうろスピーカー」

あつながさんより、じょうろを使ったスピーカー製作についてご連絡を頂きました。

私が以前、ミニじょうろで壁掛けスピーカーを製作していたのですが、それをヒントにして頂いたとのことです。

 

私の製作記はこちら
超絶・簡単スピーカー(10分で聴けちゃう!^^)

 

あつながさんといえば、ウレタンシーラントを使った制振を追求されており、製作されたじょうろスピーカーの音はかなり良さそうとのこと(製作途中時)です、興味ありますね。

掲載許可を頂きましたので、メールにて頂いたコメントとともにご紹介します。

 


 

きょう アイカウレタン購入のときにロイヤルホームセンターでころあいの499円の「6リットルじょうろ」を見つけて、いよいよ 「じょうろスピーカー」の進行開始です。

ちょうどいいSPが元新品のケンウッドのカーSPで、この#17(※以前製作キャビネット)から取り出すのに2時間かかりましたが、夕食後の3時間ほどで内部へのウレタン塗布作業がおわり、明朝には第1次の試聴ができるかと思います。

もっと大きな雨水タンクを考えたことはありますが、じょうろ使用のアイデアはすばらしく、非常に感謝しております。
じょうろの活用は丸に近い穴のものを探すのがコツかと思います。

PEへのシーラントの接着性と、底の面の振動の押さえには課題があると見ていますが、皆様に紹介するならばプラスチックザルや段ボールよりも作りやすく、構造と強度から見て、効果も高そうなのでこちらかなと見ています。

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手が中に入るように6リットルじょうろです。
スピーカーはエッジ外径で90mmで、ドームツィーターのコアキシャルですがウレタンでブリッジを架けて制振しています。

たしかに3時間で完了しましたが、ボンボン振動しやすいのを抑えるのはなかなかやりがいありすぎの作業でした。
昔のキャンプ用水タンクのときを思い出し無理とその後はあきらめていましたが今回はこれを克服しました。

スピーカーを分解で断線したことがあるのでイニシャル確認をしまして、ちゃんと音が両側から出ました。
そして早くも良さの片鱗を見せ始めています。
これからの3日間の音の変化と向上が楽しみです。

内部作業は奥のやりにくいところからが鉄則ですが、そうしなかったために最後は右腕にテープを巻きつけてゴム手袋で汚れないようにして作業を敢行しました。

把手が2箇所あり、それぞれ空洞になっているのでそこにも注入し、結構な重さになりました。
コードの出口は乾燥用にまだオープンです。

固着性優先のためにまだ音はしずしずの段階です。
固まったあとで和室の定位置に据えます。

じょうろのアイデアありがとうございました。

 

※写真をクリックすると大きく表示されます。

 

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(以降2012年02月21日追記)

音は良く、低音も迫力ありますが、もう少ししまりが出るように底の外面には広く塗布を追加します。

じょうろの振動が手ごわく、帯域別の選択的制振性は有しているもののまだ完全にはスッキリした音とはならず、制振力不足の様子なので、仕上げを兼ねて追加塗布しました。
スピーカーマウントネック部塗布は分解能と低歪性の向上策で底の部分は一回り拡げて低音のダンピング性の向上策です。
この固着にはさらに3日かかり、それで完成となります。

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(以降2012年02月24日追記)

あつなが様よりコメント欄にて追記を頂いておりますが、

>外見温存を取りやめて、外面全域にも制振塗布して「フルながおかマキシマム」策といたしました。
>色は白で、石膏作りの肥ったハトのようになり、これまたこれで面白いと思います。

という点について、写真データを頂きましたのでアップしておきます。

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(以降2012年03月06日追記)

あつなが様より引き続き改良の様子をコメント頂いております(下記コメント欄参照)
別途メールにて写真データを頂きましたのでアップしておきます。

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(以降2012年05月10日追記)

あつなが様より引き続き改良の様子をコメント頂いております(下記コメント欄参照)
別途メールにて写真データを頂きましたのでアップしておきます。
 

※写真をクリックすると大きく表示されます。

 

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(以降2012年06月30日追記)

あつなが様より引き続きの状況をコメント頂いております(下記コメント欄参照)
別途メールにて写真データを頂きましたのでアップしておきます。

今回はじょうろスピーカーから、ペットボトルへと変更されて取り組まれています。
 

※写真をクリックすると大きく表示されます。

 


 

私のミニじょうろスピーカーはボンつく音そのままにシャレっ気たっぷりに鳴りますが^^、あつながさんのじょうろスピーカーは内部は制振用ウレタンシーラントをしっかり塗布されているものと思います。

容量6リットルのじょうろ、KENWOOD製10cmコアキシャル、制振ウレタンシーラント・・・私のミニじょうろスピーカーとは別格の音であることは間違いないですね。

あつながさんのサイトでも詳しく紹介されると思いますので、ご参照ください。
ご連絡有難うございました。

ナガオカ スピーカー ラボラトリーさん
http://www016.upp.so-net.ne.jp/atsunaga/

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2012年02月19日
2012年02月21日追記
2012年02月24日追記
2012年03月06日追記
2012年05月10日追記

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こういうスピーカー大好きです!!

こういう、形状的にはぴったしでも、材質面ではスピーカーキャビネットには適さないものを対象にして制振して、これまでにすばらしい音を出してきております。

強度は強いが共振も非常に強い、磁器の壷とガラス瓶を制してからは無敵と思っていましたが、今回のじょうろは基本的に外面温存のために中に手を突っ込むので作業は根気のいるものでした。

次の対象はこの一回り大きいじょうろか、キャンプ用水タンク10リットルや20リットルがあげられると思いますが、スピーカーの選定も含めて周到な準備が必要です。

それもこれも今回に音のでき次第ですが、自信ありです。

「制振じょうろスピーカー」で頑張っているあつながです

>「音のでき次第ですが、自信ありです」・・・と書きましたが ・・・

じょうろスピーカーの試聴の結果、800Hz付近の「にごり」が耳障りで、
ながおか式の「しっかり座標」の音とは思えません。

ネックの部分が弱いとは思っていましたが、
そこに把手が振動を伝えてきて、
直接スピーカーをゆすっているのが
原因と推定しました。

把手をカットするのも方法ですが、この際
外見温存を取りやめて、外面全域にも制振塗布して
「フルながおかマキシマム」策といたしました。

色は白で、石膏作りの肥ったハトのようになり、
これまたこれで面白いと思います。

音のクセはなくなりつつあり、経過待ちですが
作業はほぼ完了です。

追伸 : 以前に使った20リットルの水タンクを発見しましたが、
ボコボコボンボンでじょうろ以上に大変なのでしばらくは保留です。

あつながさん、追加(経過)情報有難うございます。
メールで頂いておりました写真、遅くなりましたがアップしました。
白でコーティングされた姿もまたいいと思います^^

「制振じょうろスピーカー」のあつながです

その後としては雪が降ったりの天候不順のなかで、2階スピーカー
アトリエの間仕切り家具を移動して広くしているあいだも
「制振じょうろスピーカー」の音を確認していました。

しかし、じょうろのボディの振動が依然として大きいので
ついに木片による補強をいたしました。
これが養生すれば90点台後半の音となると思います。

現在の音は「もう少しの歪残の部分」と「はじめて聴こえる部分」とが
相俟って、「制振じょうろスピーカー」 は結構スリリングですが、
しばらくは手を加えずの養生が肝心かと思います。

これまで2月18日以来16日かかっていて、この経験は重要ですが
再度製作するならば3日で全工程完了と思います。

かっこうは「じょうろ」は「白ハト」になり、「アヒル」ように太りましたが
「制振じょうろスピーカー」は作業としては本日で完結といたします。

あつながさん、引き続き情報有難うございます。
別途頂いておりました写真をアップいたしました。

木による補強された様子がしっかりと…
以前からの改良を含め、その過程がよく分かります。

「じょうろスピーカー」は注ぎ口も塞いで養生中ですが、
現在その製作法をHPにて編集中です。

また「世界唯一おもしろスピーカー」をシリーズにして
第2弾は「ブーツスピーカー」、
第3弾は「ショーツスピーカー」の準備をしていて、
HPにて同時進行で製作法を編集してゆきます。

「硬い素材から共振を抑制してゆくアプローチ」と
「柔らかい素材から共振を防ぎながら剛性を高めてゆくアプローチ」とが
ありますが、これら柔らかい材料を用いて剛性が強くて
共振の少ないスピーカー装置に仕上げるかが腕の見せ所で
ゴム風船で内側から膨らませてゆく手法もとります。

しかし素材が素材ですので、女性用ですとインパクションが強く、
センセーショナルを通り越してスキャンダラスとなる、その手前を
狙って、しかも「最上の音質」を果たすのが難しいところです。

あつながさん、引き続き情報有難うございます。

> また「世界唯一おもしろスピーカー」をシリーズにして
> 第2弾は「ブーツスピーカー」、
> 第3弾は「ショーツスピーカー」の準備をしていて、
> HPにて同時進行で製作法を編集してゆきます。

ブーツもですが、ショーツスピーカー、これは凄い。
まさにセンセーショナルですね!!
どのような姿になっていくのか、きっと皆さん驚かれることでしょう。

面白スピーカー第1弾の
「#90じょうろスピーカー」の「ひずみ解消」に
てこずっています。

じょうろへのスピーカーの取付に、マウントバッフルとして
塩ビソケットなどを使って、それを「しっかりと制振」しなかったために、
じょうろのボディの振動とスピーカーの振動が干渉して、
中音域がにごっています。

対策としてネックとなっているネック部分に広く追加塗布して
「しっかり座標」へのスレッショルドの突破を目指しています。
全体の形も丸くなってアヒルのように可愛くなってきています。

と言うことで第2弾「#91ブーツスピーカー」もマウントバッフルを
構成することとして仮組みしてみました。

我がながおか理論の
「スピーカーユニット制振>マウント部制振>キャビネット制振」を
きちんと実行しないと遠回りになると改めて思い知らされました。

様子はHPをご覧ください。http://www016.upp.so-net.ne.jp/atsunaga/

あつながさん、追加情報ありがとうございます。

さすがの音へのこだわり、感心します次第です。
だんだんとじょうろの姿が逞しくなっている気がします。

それと、ブーツ型の写真がアップされてますね。
金属バッフル(と呼んでいいのか)がマッチしてかっこいいですね!

「面白スピーカー三姉妹」の
じょうろスピーカー・ブーツスピーカー・ショーツスピーカーがともに
もう少しで「完璧な音」の完成で、当方HPにアップしておりますことを
報告します。

そこそこには割りと簡単にできあがるのですが、特に振動の強い
じょうろスピーカーと、構造が弱いブーツスピーカー、それに形の定まらない
ショーツスピーカーは「完璧な音」への仕上げの作業に難航しました。

これで3日間養生すれば完璧な音でデビューとなり、
史上初のサウンドですので楽しみです。

一方で桜の季節になり、近所の桜をアップしましたのでHPをご覧ください。
とくに枝垂桜は優れて典雅なたたずまいです。

特にブーツスピーカには大きい靴下をはかせたいと思いますが、そうすると
ブーツスピーカではなく足スピーカーとなりますので、良いネーミングを考えたいと思います。まあ「長靴で作った足のかっこうのスピーカー」ではありますが?

あつながさん、ますます対策を進められてますね。
じょうろスピーカーもかなり迫力の姿になってきました。
脱帽であります。

ブーツスピーカーに大きな靴下ですか、毛糸系のふわふわした靴下なんか良さそうだなぁと想像してしまいました^^
追加情報のご連絡ありがとうございます。

ゆったり管理人さん
アドバイスありがとうございます。

大きな靴下は特殊な衣料店にいかねばと思っていましたが、
おおむかしのスキー用の靴下はずいぶんと大きいものでしたし、
ふわふわのかわいい系が出てきたときには履き替えて、
「視覚による錯視ならぬ錯音」の程度も確認します。

ショーツスピーカーのほうはきょう逆さ状態終了で、ショーツとモコモコをはかせて、正立して、フランジ制振の作業に進んでいます。
こちらも着せ替え可能ですので、そのうち、「視覚による錯視ならぬ錯音」の程度を確認します。

ながおか理論によりますと、「スピーカーの制振を制するものは音質を制する」のですが、これまでスピーカーの前後方向の制振をしてきたのですが、フランジ制振でラテラル方向への制振もできると格段に音質が向上するので、急遽水平展開中です。もっともよく考えてみれば出願特許に述べておりました。

じょうろ後記です。

じょうろを手で抱えると「ボディ振動」と「マウント部振動」が感じられるので

両方の対策の究極として、5/3に2.6φの針金で横と縦にしばり

さらに追加塗布しました。

5/8に試聴して、「凛とした音」になったことを確認しました。

結局2ヵ月半かかりました。

これがじょうろ物語後記です。

みなさまの声援のもとにスピーカーのあくなき探求に努めております。

指もヘバーデンで痛かったのですが、適切な練習と努力により

これまでの限界を突破してもうすぐ一応のレベル到達で

ここでピアノ演奏レベルアップをあきらめてはいけないと思います。

あつながさん、情報有難うございます。
どんどん強化されていく外観の遷移、とても見ごたえといいますか凄いです。
音への追求、感服します。
ご連絡ありがとうございます。

「じょうろスピーカー」のあつなが、あらため、
「PETボトルスピーカー」のあつながです。

じょうろスピーカーは結構いい形状と思ったのですが、
じょうろの共振を抑えるのが難しく、悪戦苦闘の様子が
お判りいただけたと思います。

と言うことでじょうろは推薦外で、いろいろ試行したら
実にPETボトルが、これまでの100を越える大小の
スピーカーの研究試作で飛びぬけた音を出します。

まさに「灯台もと暗し」でその製作法を当方のHPの製作編で
紹介していますので是非ご覧ください。

http://www016.upp.so-net.ne.jp/atsunaga/

ゆったり管理人 :

あつながさん、情報有難うございます。
PETボトルは音がいいという話は以前聞いたことありましたが、やはりそうなのですね?
HPの内容もどんどん充実されてますね。
ご連絡ありがとうございます。

前回は「じょうろスピーカー」のあつなが、あらため、
「PETボトルスピーカー」のあつながです、と書きました。

しかし、PETボトルスピーカーの良さの原因を突き止めて
「じょうろスピーカー」に反映させないと不公平で進歩がないと思います。

そこで要因を考えて、原因をほぼ突き止めました。

それは「スピーカーユニットの制振の不足」です。

スピーカーユニットを取り出して、PETボトル前半と同じもので
同じように制振しました。
また初期確認ですが、中低音が迫力を増したのには驚きました。
歪も結構良くなりましたが、養生でさらによくなると思います。

これもわたしが言うスピーカーが「しっかり座標」になったことによる効果と思います。

これをもって「じょうろスピーカー」完結編と致します。

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その当方の研究活動は「スピーカーユニットを核心として制振する研究」で、これは「どの普通のスピーカーユニットからも本来の音色の良さを出す」新技術です。

→ 関連 http://www016.upp.so-net.ne.jp/atsunaga/

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