SP関連(四方山話)

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職場の上司と以前、あるお酒の席で「私の趣味はスピーカー製作でして…」とお話をする機会があり、上司のいろいろな質問にお答えしつつあれやこれやと勝手に華を咲かせたところ、「こいつはオーディオ好きだ」と記憶に残ってありましたようで、先日

「使ってない古いアンプあるけど、もらってくれない? かなり重いけどね~」

「いいんですか? 興味あります、メーカーはどこでしょう」

「有名なアンプということやったけど…ええと…黒いボディなんよね」

「山水?」

「そうそう、それ」

「頂戴します!」

「おじさんが好きで一度整備してもらってたんだけどもう使わないからね、もらってくれると有難い」

「ありがとうございます!」

「そんじゃ、会社まで車で来る機会があるから、そこで持って来ておこう、会社からは持って帰ってね」

「承知しました」

という会話が少し前にありまして、やってきました山水のアンプ^^

 

AU-a907-01なんと、AU-α907です。

1986年当時に198,000円は、ラインナップ中ハイラインに位置するアンプです。
グロッシー・ブラックと呼ばれた光沢のあるブラックフェイス、山水の誇るXバランス回路、160w×160w(8Ω時)の大出力を誇り、そのため巨大な電源回路(トランス)等を搭載するため28kgもあるという重量級!
ううむ、オーラが違う…気がします。

 

AU-a907-02シャーシ越しに見えているのがトランスかな?
電源を入れると、Wooo・・・・・ と低い唸り音が聞こえます。

 

AU-a907-03頂戴したものの置き場所がないもので、とりあえず現在所有するPioneer A-A9の下に設置。
横幅はほぼ同じながら、奥行きがだいぶんと違います。

さて、音だし…

あれ…鳴らない

セレクターの位置がおかしいのか? どこかボタンを押さないと鳴らないのか? あれれ?

としばしポチポチとボタン押してみたりしてますと、ふとスピーカーの片方から音が聞こえてきました。

鳴ったねぇ(ほっ)、でも、片方だね、配線が悪いか?

と改めてチェックしてもおかしいところがありません、おかしいなぁと思っているところに、もう片方からも鳴り始めました。
長いこと電源投入されてなかったようですから、コンデンサなどが活動するのに少し時間かかりましたかね?^^

ボリュームにはガリもなく、スムーズに音量変化します。
しかし、ほんの少し回しただけでかなりの音量、こりゃすごいパワー、出力160w×160wは伊達ではありませんね。

A-A9の鳴り方とはやはり少し違い、やわらかい音に感じました。
また、A-A9はあっさりした音傾向ですが、AU-α907は比べるとしっとりと低域に厚みを感じます。

なるほど…

今でもこの時代のアンプを好んでメンテして使っている方々がおられますが、分かりますね。
落ち着く音だなと思います。

これはいいアンプを頂きました(御礼)

 

その後…

 

USB-DACからの回路を入れようとしますが、セレクターがうまく機能していない?(CD系統だけ生きてる・ソースダイレクトon/offには無関係)、若干ノイズ(歪みかな)を感じる場面がある、裏面パネルの端子部が一部損傷している(先のセレクター機能不良と関係あるかも)、などありまして一度メンテナンスした方が良いかなぁという状況ですね。
まぁ、メンテにどれほど要するかが心配ですが…(NHKで紹介されたそうですが、元山水技術者が運営されるメンテナンス会社があるようですね)

山水の名機を頂きましたので、大事に使いたいなぁと思うところであります。

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2013年07月03日

ちょっと前ですが、

iPhoneに組み合わせるコンデンサマイクが欲しいと書いていました。
アプリを入れるとこれでF特が計測できるようになるので、ちょっとスピーカーの方向性などを図るにはもってこいだなぁと思っていたのです。
現在使っているスマホはAndroidなので、このTASCAM(TEAC)の商品が取り付けられません。

そこでiPhone5が出たらAndroidスマホ買って2年弱になるいい時期なので、AndroidからiPhoneに切り替えてこのコンデンサマイクも合わせて買ってやろうと思っていたところ…

発表されたiPhone5は…

肝心の接続コネクタ部が、これまでの30ピンコネクター(ドック接続)から小型8ピンのライトニングコネクターと呼ばれるものに変更となってしまいました。
変換アダプターがあるらしいですが、このTASCAMをコンデンサーマイクにアダプターを介して取り付けるなんて全然スマートじゃないですよね…

とほほ

TEACさん、ライトニングコネクター用も早く出してください…お願いします(願)

4.8vと9.6vの切替が可能なバッテリーケースの検討をしております。
(写真・イラストはクリックすると大きく表示されます(一部除く))

 

検討 汎用バッテリーケース
http://diy-sound.net/archives/1234

検討 汎用バッテリーケース(2) 4路スイッチ
http://diy-sound.net/archives/1245

 

「検討 汎用バッテリーケース(2) 4路スイッチ」において、トグルスイッチでも出来ますよ、というコメントを頂きました。
私はスイッチの端子にいずれも接続して、電源を取り出すという固定思考となってましたが、頂いたコメントではバッテリー端子より電源を取り出して接続するとあって、柔軟な思考とはこうだよなと感心しました。

これがトルグスイッチのイメージです。

一般的にはレバー型のスイッチをどちらかに倒すことで、接点が切り替わるというもの。
知ってはいましたが、どうにもこの接点ではうまくいかずに断念して4路スイッチを使ったものへと思考が移ったのですがそれが可能とのこと、興味津々です。

コメントに頂いた回路のイメージは

 


 

6Pのスイッチ端子をU,V,W,X,Y,Zとし、内部構成を以下の通りとします。
状態1:UとV、XとYが接続
状態2:VとW、YとZが接続
4.8V電池1の端子をB1+とB1-、4.8V電池2の端子をB2+とB2-として
B1+とU、B2+とV、B1-とWとX、B2-とYを接続し、
4.8V+をB2+、4.8V-をB1-、9.6V+をB1+、9.6V-をZから取り出します。

 


 

ふむふむ、これをこれまで検討してきた図に当てはめてみますと…

これで合ってますよね…

ではこれに、トグルスイッチの接点の動きを加えてみます。
まずは4.8v側にスイッチを傾けた場合です。

なるほど、4.8v×2の並列回路になっていますね。
見事だな~^^

よし、では、9.6v側にスイッチを傾けてみたらどうでしょう?

見事!

頂いたコメントでも、

 


 

スイッチ状態1ではB1+とB2+、B1-とB2-が接続されて4.8V出力あり、
9.6V-がオープンになるので出力なし。
スイッチ状態2ではB1-とB2+、B2-と9.6V-が接続されて9.6V出力あり、
4.8V+と4.8V-が同電位(ショート)で出力なし。

 


 

との説明がありまして、そのとおりですね。

なるほどなるほど、やっぱり脳みそをやわらかくして考えないといけませんね~
4路スイッチよりトグルスイッチが安いはず^^

こちらがお奨めですね。
情報有難うございました。

 


 

通常のトグルスイッチのレバー位置と接点が異なるとのご指摘がありました。
まったくそのとおりでした、失礼しました。

通常のトグルスイッチの接点イメージは次のとおりになります(詳細はスイッチの仕様によります)

ご指摘有難うございました。

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2012年04月29日
2012年04月30日追記

 

東証1部上場の山水電気(株)(渋谷区東2-23-3、設立昭和22年6月、資本金53億8215万8621円、室越隆社長、従業員5名)は4月2日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
(東京商工リサーチ http://www.tsr-net.co.jp/news/flash/1217980_1588.html

 

従業員は5名とありますし、負債総額も1部上場企業としては少ないです。
ここ最近は販売したアンプ類の修理・メンテナンス業務がメインだったと思います。
売上は2011年12月期は15百万円、営業利益は-186百万円ということで、上場維持の手数料だけでも相当な負担だったろうと想像します。
(直接の破綻要因は親会社への債権回収不能によるものらしいですけど)

 

株価もここ1年は4円~1円の変動幅で、超定位株としてある意味個人投資家に人気でした。1円の値動きが凄い儲けにも損にもなりますから。

民事再生法の申請とありますが、果たして事業らしい姿がない状態で認められるか…
(破産になりそうな予感がします)

山水のアンプはひとつ持っていまして、実家でのスピーカー視聴用に活躍しているだけに残念なニュースでした。

 

2012年04月03日

いろいろあって手付かずだった自作スピーカー、そろそろ新しいスピーカー製作に取り組みたいと思うところ…

 

ひとつはアクリルパイプ+木板のリングダクトをやってみようと思っています。
これなら、トリマで円加工した板を使うと成立するので、大型ボール盤は必要ありません。

木板積層リングダクトであれば、サイズ次第では大型ボール盤が必要になりそうです(ダクト幅がトリマのビットより細くしたい場合に…)

 

リングダクトの場合、アクリルパイプを2重にして、表と裏面の円加工を4枚すれば成立します。
以前、オールアクリルでやってみようと考えて、ネットでアクリル加工まで見積もりしたところかなりの金額になって断念しました。
まぁ磨き加工とか随所に入れたのでけっこう金額になりました。

そのとき(2年程前ですが…)、自作スピーカー先輩のコニさんから、

「木板を組み合わせたら安価になって見た目のアクセントにもなるよ」

とのアドバイスを頂き、なるほどと思いつつもオールアクリルのイメージが頭に居座り続けたものでひとまず見送っておりました…
結局実現していないのですけどね(笑)

 

それが今、アクリル+木板でやってみるか、という感じになっています。
うん、作ろう^^

しっかし、これからまた決算になって忙しくなるなぁ^^

 

2012年03月18日

お酒のおつまみに…とプリングルスやチップスターを食べて^^、その空となった丸筒が置いてありました。

たまに食べると美味しいなぁ…などと思って眺めていたら

プリングルスの方が太い…

という視点になって、あれ?
ひょっとして…

リングダクトとしてちょうど良さそうな雰囲気?

とすぐに重ねてみました(笑)

こんな感じです。

ダクト幅も機能しそうないい感じです。

ただ筒が長いし、ユニットを取り付けるにはチップスターのフタは小さい…
1インチユニットに対してこの空気室は大きすぎる?(悩)

ハーフサイズみたいなのもそれぞれ売られてますので、そのサイズで組み合わせた方がバランスはいいのかもしれませんね~

面白そうだけど、難しそうだなぁ…と眺めながら考えてました^^

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2012年02月28日

4.8vと9.6vの切替が可能なバッテリーケースの検討をしております。
(写真はクリックすると大きく表示されます)

 

検討 汎用バッテリーケース
http://diy-sound.net/archives/1234

 

そこで4路スイッチを利用しようと思い立ったので、早速電材屋さんに行って購入して参りました^^
価格は850円程でした(メーカー標準価格は1050円)。

家屋内のスイッチ等に使われる埋込型スイッチです。

おっ、Panasonicという文字になってます。
合併後もしばらく松下電工の名前が入っていたのが流通してましたからね^^

金具により白い部分と緑色の部分が固定されています。これを外すと簡単に分解できます。
とはいえ普段使用する際に分解することはまずないと思いますし、分解して使用して問題が起きても自己責任ですからね^^

内部の様子です。

平行とクロスと接点が切り替わるように銅製の部材をうまく組み合わせてあります。

ちょうど中央部に白い(銀色)部品が見えていますが、この部品がカチカチとスイッチを動かす度に上、下と交互に傾くようになっているようです。
傾いた先には接点が作られています。
ちょっと分かりにくいですが、白い部品が手前に傾くとクロス接続、向こう側に傾くと平行接続となります。

樹脂製である程度内部を固めてあったら加工もできないなと思っていましたが、このように部品が取り出せますからいかようにも加工ができますね。

うまく銅製の部品をカットすることで実現できるか…
それとも丈夫な絶縁物で平行となる部分の接点(片側)を覆うか…

まぁ、ショート(短絡)させたら目も当てられませんから慎重に考えないといけませんね。
さてどうしようかな…(笑)

 

(※写真をクリックすると大きく表示されます)

 

2012年02月05日

eneloopをケースに収めて、9.6vを引き出すバッテリーケースを作ってみようかな…と思って考え始めたら、そうだ、4.8vと9.6vと取り出せるようにしたら便利だ、と思えてきました。

ここはまた電工スイッチを使ってなんとかならないかなと思ったところ、都合よく4路スイッチというのが存在します。
これは接点が4つありまして、平行した接点、クロスとなる接点とを切り替えるものです。

クロスしたときは図では重なってますが、当然ながらショートはしてません。
うまく回路が切り替わります(が、後述しますが問題が…)

そこで、バッテリーのイメージを加えたところで考えてみますと、

電池8本を電池4本×2の並列接続の場合です。
ニッケル水素電池を使った場合は4.8vになります。
USB電源供給電圧が5vですが、USB供給に代わる利用が可能ですね。

では次に4路スイッチをカチッとやったとしますと、

直列となる回路が生まれました。
すると電池8本を直列につないで、同様に電圧は9.6vとなります。

おお、いいじゃん!

と思ったところ、これ問題ありますね。
イメージ上赤のラインが機能していないようにみえて、実は全体をショートさせる回路となってしまいます。

こりゃアカン!

直列接続時には、この回路を切断しておく必要があります。
ただし端子とスイッチをつなぐラインは、並列接続時に必要ですからここには手を加えられません。

な、ならば端子部分を二つにして、4.8v用、9.6v用としておけばスイッチと端子とのWチェック状態となって安全性が高くなるな…

ということでイメージしてみると

これなら回路が独立しましたからショートはしませんね。

では、次に4路スイッチをカチッとやったとしますと、

ありゃ!?

機器を2つつながないと通電しない…
しかもその2つの機器は直列につながる…

結局これでは9.6v回路となって、しかも機材を直列につなぐこととなってしまいます。
こりゃダメですね。

となると、これらを解決する手段としては4路スイッチそのものを改造しなければなりません。
つまりは…

平行接続となる部分をカットしてしまえば、この問題は解決しますよね。
これによりショートさせる回路が遮断されますから。
うん、これならイケそうだ!

問題は、4路スイッチ内部をうまく加工できるか…

手元に4路スイッチがまだないので可能かどうか分かりませんが、3路スイッチ(Panasonic製)を分解してみるとなんとかなりそうな予感が…
ただ、4路スイッチは1000円を超えるはずで、少々悩ましいですねぇ(苦笑)

4路スイッチは、同じ器具を3箇所以上からon/offするときに使用するスイッチです。
階段の上下であれば3路スイッチ2個を使いますが、さらにスイッチ箇所を増やしたいときには3路スイッチ2個に加えて4路スイッチを使うことで実現します。
ということで、あまり数が出ないので当然単価も高い(笑)

ううむ、とはいえ電材屋をちょっとのぞいてきましょうかねぇ^^

 

2012年02月04日

先日欲しいなぁとアップしてましたELECOM HUBを購入しました。
http://diy-sound.net/archives/1152

 

スイッチが可愛いです^^
でもカチッとしっかり動作します(当然か)

USBポートにゴミが入らないようにと、使用しないとき用にポートを塞ぐカバーが付いています。親切な仕様ですが、これ無くしそうだなぁ(笑)

スイッチをオンにするとランプが光ります。これまた親切な設計ですねぇ^^
裏側に磁石が付いていて、鉄製にはピタリと固定できます。
さすがにパソコン筐体にペタリとするのが少し怖いですよね…これ、アンプの端の方に置いているところ…

ということで早速このUSB HUBにUSB-DACを接続して音楽を聴いてみました。
ちゃんと鳴ってます^^

HUBを経由することで音質に変化があるか…ううむ、よく分かりません(–)
ジッターの影響とか、どうなんでしょうね。
まぁ明確に変わった印象はないので、利便性を優先して使用していきます!

 

なにはともあれ、これによりUSB-DACはこのHUBでON/OFFできます。
今後はヘッドホンで聴くとき、その都度USB-DACのケーブルを抜くという作業が不要になります。
(USB-DACを接続してると出力先として優先され、ヘッドホン端子を後で接続しても無視されるPCにて)
なのでこのUSB-DACは、極端にはアンプの裏側に押し込んでしまってもまったく問題なくなりますね、ごちゃごちゃしているので多少見栄えが良くなるかな^^

 

2012年01月29日

 

木の板に直径20cmほどの穴を開口したいと思っています。それもたくさん(積層するから^^)

そうすると、ハンドドリルで作業するとどうしても誤差が大きくなるし、開口部も微妙に角度がついたりしてしまいます。
そこで、ボール盤の出番となるところですが、通常サイズの卓上ボール盤では支柱からフトコロが浅いもので、自由錐(自在錐)のアームが支柱に当たって使えません。

現在ひとつ目をつけているのが、実家近くのホームセンターで売られている大型ボール盤。
まぁ、3万円台だったかな?

で、あと検討しているのがオークションにも出ているラジアルボール盤!
 

ラジアルボール盤(Yahoo!オークション)

 
上部本体部がスライドする機構があります。
これなら先に記載の大型ボール盤以上に余裕のあるフトコロが実現できます。

 

ううむ…

 

実家に大型ボール盤かラジアルボール盤の設置場所が確保できれば、購入する予定なのですが…どちらにしようかな(^^)

 

2012年01月24日

 

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