スピーカー関連話題

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ずいぶん前になりますが古いラジカセに付いていたスピーカーユニットを、自作スピーカー用として取り外している情報をブログにアップしたところ、それを見た同級のお子さんがいる友人H氏より

「いらない古いコンポがあるので、あげましょうか?」

という連絡がありました。
ちゃんと動作するか分からないものだけど、よかったら…というお申し出に、二つ返事で頂きたいと回答したオイラでありますが、いよいよ先日その機器が手元にやってきました(改めて御礼)

サンヨーのコンパクトなコンポですね。
念のため動作確認をしてみましょう。
電源は問題なく入ります。
次にCDは…
あらら、CDはドライブが調子悪いですね、CDを回すトルクがかかりません。回ろうとはするのですが、少し回ると止まり少し回ると止まり…何回か繰り返して動作停止します。
これは故障のようですね、CDドライブにはこういったトラブル現象は古くなると出てきます。

このコンポは、CDとカセットデッキが搭載されています。
でもまぁ、カセットは動作確認しようも手元にカセットテープがありませんで…
時代の流れを感じる瞬間ですねぇ、カセットテープ用のヘッドを久しぶりに見た感じがします。

ということで、スピーカーの分解決定です。
(あまりに全体に調子が良いと躊躇してしまいそうで、故障していた方が有難い^^)

必要となるのはスピーカーユニットですから、ここで調子の悪い本体部分はお役御免。

型番は、SX-DA82。

筐体の材料は、この手のスピーカーでは主流のパーティクルボードですね。
スピーカー端子はついておらず、ラインの直出し、持ち上げても軽い…
お値段優先的なスピーカーであります(H氏ごめんなさい^^)。
でもこういうスピーカーですから、これまた躊躇なく分解できるというもの。

改めて前面を見ると、固定された(取り外し不可)ネット(サランネット)の下から、ダクトが半分覗いているようなデザインになっているバスレフ型スピーカーと思われます。
(ダクトは裏面にはありませんでした)

さてと、マイナスドライバーをネットとの境に差し込んで、バキバキっ!

すると…

 

ここまで2009年11月05日作成

 

そもそも分解できるように作ってはないようなので、ネット部分を強引に外してみることに。
案の定、ネットの骨組みから樹脂製の突起が出ておりそれを筐体に差し込んであるのですが、ホットボンドを流して差し込んであるらしく、つまりは接着されてて容易に抜けない状況…

ま、結局は割れましたけどね(笑)

で取り外して「ほっ」としたことと「驚愕」したことが^^

「ほっ」としたことは、スピーカーユニットが表から取り付けてあること。
裏面から取り付けてあると、さらに筐体を壊さないとスピーカーユニットが取り外せませんが、その点は表からビスを外せば取れそうで一安心。

がしかし…

ダクトが…
過去に壊した山水のスピーカーもある真実が潜んでましたが、このスピーカーも良い勝負してますね^^

古い山水製 サテライトスピーカー「S-30XV」の真実

ネットを取り付けた状態では、ネット下にいかにもダクトという造形物が見えており、これはきっとネット内に丸い円を描くようにダクトが隠れているに違いない、そう思わせるものでしたが…
もっといえばツィーターのある2way構成かな~とも思いましたが、それは高望みだったようです^^

いやはや、ご覧のとおりダクトはちょこん丸穴があって、外見からの想像とは異なる姿で存在しました。
ダクト風の樹脂性の造形ですが、奥行きがあって貫通しているように見えますが塞がってまして、音には影響していないことが判明(^^)
まぁ、樹脂製パーツから思い描く円の内側付近にはこの丸穴があるので、ネットを付けた状態で聞いたら違和感は無いでしょうけど、いいですね、この見た目重視。
これだから分解する喜びもあるってもんですけど(苦笑)

さてさて、改めてダクトを見てみれば、自分が想像していたより厚いバッフル板に穴を開けただけというシンプルなもの。
ダクトとして想像されるパイプは差し込まれておりません。もちろん、板の厚みのそこ1cm程度でもパイプ状であることに変わりなく、その範囲でダクトとして機能するため、ホルムヘルツの共振効果もあります。
共振周波数はけっこう高いはずです。共振周波数は、空気室容量とダクトの断面積と長さの関係があり、この空気室サイズで共振周波数を下げるためには、ダクトの長さはある程度必要になります。

さて、どんな音がするのか?
ネットを付けた状態と外した状態を聞き比べてみることにしました。

カプラー形状の端子があるスピーカー線を途中で切り、普段使っているアンプからのラインに仮接続。

まずはネットを取り外した方から聴いてみます。

・・・・

ものすごい反響音!、中域の音がぐわんぐわんと漏れてきます。

まぁ、内部を覗いても吸音材はなさそうですし、ある意味見た目を裏切らない音、という結果でありました。

しかし、こんな音でほんとに商品として売れたんかいな?
疑問を持ちつつ、まだネットを取り外していないもう片方のスピーカーにラインを接続しなおして同じソースを流してみると…

あら!?

先ほどとは違ってまともな音に聞こえます。
まぁ多少は反響の音が気になる部分は残りますが、ネット無しと違ってずいぶんと落ち着いた音になってます。

ネットで吸音させている…

トータルバランスで考えると、これもアリなんだなぁ、と思った瞬間です^^

低域もなんとか必要を満たすかなぁという感じ。
ここはセットになっていたアンプ側で低域をやや持ち上げて調整していたであろう、と思いますが、今回はアンプ側のCDデッキが故障ということで流せるソースがなく試聴しておりません。

さて、ネットなしの方ですが、スピーカーユニットを取り外す前に少し遊んでみます。
まずはティッシュで塞いで密閉箱に。
反響音は消えますが、まぁ張りのない静かな音になってしまいます。やっぱりちょいと面白みに欠けますね。

次に、そもそもの穴はダクトという感じでもないので、ここ電気工事用の塩ビパイプ(VE)のソケットを入れてみます(穴が大きいのでティッシュで目張り)。

反響音はかなり抑え込まれましたが、低域が伸びたかというとあまり違いは感じません。逆に低域の量感は減った感じがしますね。
さらにパイプをソケットに差し込んでダクト長を伸ばしたりもしましたが、長すぎるとまた元気のない音になります。

ぐわんぐわんと反響音が出るダクトながら、それぐらいの元気の良い音を保っておいて、前面のネットで反響音を抑えてバランスを取られている市販品の姿。
これはこれで絶妙なチューニングなんじゃないか?

そう思えてきました、やりますねぇ。

スピーカー前のネットは音を遮ってしまうため悪影響とする声がありますが、このスピーカーは明らかに音作りの重要なパーツであります。

その後、スピーカーユニットを取り外しました。
筐体内部は吸音材なし。

スピーカーユニットは軽いもので、開口直径10cm、4Ω、4wと大きさの割には非力なユニット。非力だとコーンの動きが“よっこいしょ”という感じになり、それにより低域の音が出やすい効果を生むものと思いますが…(音ととしての好みは別ですよ)

いつか遊ぶために保管されることになりました^^

 

ここまで2009年11月08日作成

 

2011年12月05日一部更新

 

昨年末に実家に帰った際、木板積層リングダクトスピーカーを長い時間鳴らすことができました。また、忙しいスケジュールの合間を縫って「ゆったり人5号」さんでありますHHさんに試聴に来て頂きました。

実家は木造1戸建で、今となってはかなり和風の家であります。
試聴したのは、座敷で畳にどろ壁、障子戸ありといった部屋。
コンクリートに囲まれたマンション等と比べると、音は抜けやすいかもしれません。

まだこれといったスピーカー台がないので、がっしりとした木製ちゃぶ台に置いて試聴です。それとスピーカー本体の足となる部分も考えないといけませんが…ま、間に合ってません(笑)

女性ボーカルの曲を聴きます。
音像がくっきりと浮かび上がる感じ。この定位感の良さは、ユニットを中心に取り囲むリングダクト構造のメリットです。ダクトからの音が出ても、音の中心はユニットの中央に変わりありません。
リングダクト部からの中域音の反響音も気になることなく、クリアに再生しています。

低音域ももう少し下方向に伸ばしたかったのですが、製作記でも記載しましたが材料代をケチったために容量不足、それを考えれば十分な低音再生を確保しています。
(※後日、周波数別の音を再生したところ50Hzまでは量感を確保していました)。

空気室容量、ダクトの長さを考えれば、本当はあと板を4枚程追加積層したいところです。これは次回製作時に取り組みます。

その他いろいろと聞き比べたところで、HHさんが
「リングダクトの効果がどの程度かな」
ということになり、それではとリングダクト部を塞いでみることに。

ティッシュをリングダクト部に詰めます^^
まぁ、これでダクトの共振はほぼ止まりますので、ダクト共振を利用するバスレフ構造から密閉箱の状態になったようなものです。

さて改めて試聴...
ううむ、かなりおとなしい音になりました。良く言えばすっきりした音、ですが物足りなさを感じます。
特に低音域では差が歴然。普通のバスレフスピーカーでもダクトを塞ぐとこのような傾向ではありますが、ここまで差があるかなぁという気もしますね。
逆にいうとリングダクト構造による増幅効果がかなり出ていた、とも言えるのかなと。

ティッシュを外して再度同じ曲を流すと、厚みのある、そして広がり感のある音へと変化します。ちなみにボーカルの定位感ではどちらも同じように良好でした。

スピーカーユニットバスレフのダクトは、なるべく離さないとダクトの共振周波数より下の周波数では打ち消し効果により急速に音圧が下がる、とされております(詳しくはバスレフスピーカーを参照ください)

リングダクトの場合、ユニットを取り囲むようにダクトを有するところは、このセオリーとも言えるようなユニットとダクトの距離を離すという点を無視しています^^
でも、密閉箱状態との聞き比べでは、メリット面は大きいと実感しましたが、デメリットという感じはなかったですねぇ。

HHさんは、事前に製作記も読まれて音の想像をされていたようです。
高域と低域がどれぐらい出ているか、興味を持って日頃聴きなれた曲をじっくりと聴かれました。
高域部については、とある曲で「シンバルの音が弱くない?」といったご指摘でありましたが、やはりミッドバスとされるユニットの特性でしょうか、ツィーターが欲しくなりますね。
低域部については、「もう少し下がね~」とのコメントながら、でも予想を超えた低音が出ているとのお声。
で、全体としては「驚いた、これいいね!」とのご評価でした。

これ以上の低音は、サイズ拡大により挑みましょう(^^)

ということで、次回「低域強化版」製作構想を一緒に練りまして、方針は見えました。
(ここでHHさんは帰って行かれました。お忙しいところ、有難うございました。)

(おまけ)

別の機会に、以前分解用にともらっていたミニコンポ付属スピーカーと聴き比べしました。廉価版モデルのようですが、ミッドバスとツィーターの2wayバスレフタイプ。
空気室容量としては、あまり大差ないと思われます。
リングダクトの場合はその空気室を取り囲むようにダクトがあるため大型化しておりますが、今回の空気室としてはそんなものでしょう。

で聴き比べると…

ミニコンポ付属スピーカーは、ダクトから漏れる中域音が反響的に聴こえ、こもった感じも。
その点、リングダクトのスリットが細く長いダクトは、中域音の漏れを低減させているようですね。
それから12cmのミッドバスと思われますが、低域音の厚みに下方向への伸び、スピード感、いずれも10cmユニットのリングダクトの方が勝っておりました。

今回は廉価版コンポのスピーカーと思われますので差が歴然でしたが、これからいろいろと聴き比べもしてみたいものです。
それに加えて、「低域強化版製作」にも^^

 

2010年01月03日作成
2011年12月05日一部更新

 

※旧ゆったりねっとの閉鎖に伴い、自作スピーカー関連話題をDIY-Soundへ移行(移設)しております。
 2008年10月に掲載しました記事(一部改編)ですのでご了承ください。

 

JSPスピーカーを製造・販売されていますJSP研究所さんへ、自作スピーカーの先輩、コニさんに紹介して頂きお邪魔してきました。

JSP方式を考案され、歪まない低音、なんといってもスピード感のある低音が魅力的なスピーカーを製造されています。

実は以前にJSP方式に取り組んだことがあります。

スピーカー自作(3号機:JSPタイプ)

かなり低音が伸び、エンヤの曲がすこぶる気持ち良く聴けた記憶が蘇ります。
その後ユニットが壊れてしまいお休みしてますけど…

なので、JSP方式の凄さは知っているつもり…なのですが、やはり本物の音はどうか、これはかなり気になっておりました。

その音を聴けるときが、ついにやってきたのであります!

JSP方式とは、このようにセンターにスピーカーユニットを配置し、それを取り囲むように対角線上に4つのダクトを持つ独特な構造となってます。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。

JSP方式スピーカー

スピーカーユニットのサイズ違いで、何種類かのJSP方式スピーカーが製造されています。

製品一覧(JSP方式スピーカーシステム)

訪問した際、コアキシャル(同軸2way)ユニットのモデルをエージングされてました。

JSP-1020SR 20cm同軸2way SRモニタースピーカー

このモデルを視聴させて頂いたら、解像感すばらしい音が出てきます。

低音から高音まで気持ち良い…

コアキシャルユニットですから、ユニットの中央にツィーターがある2ユニット合体型。
(一見普通のスピーカーユニットに見えますが違うのです^^)

これは人気が出そうです。

そんな中にあって特徴的なこちらは、無指向性タイプのJSP方式スピーカーです。

JSP-1020SS(仮名称) 20cm同軸2way 縦型スピーカー

上のモデルと同じく20cmのコアキシャル(同軸2way)ユニットを上面、ダクトを下面に配したモデルですが、それにエンヤのソースを流すと…

まさにこんな迫力!
(写真はイメージで実際にこんなに揺れるわけではありません^^)

量感すばらしい低音が室内に広がります。圧巻ですね。
無指向性タイプのふんわりつつまれる音場は、リラックスして聴けてとてもいい感じです。

いろんなタイプのスピーカーを拝聴しました。

歪まない低音…なるほど。
いずれのスピーカーからも心地よい音が広がります。

特に、この写真に写っている10cmユニットを使ったグレータイプ、デザインもサイズ的にもマンションに置くには最適なんじゃないかな…と思う次第です。

それにしてもこの抜けの良い音、スピーカー自作を行う上で恐れ多いながらも目標とさせて頂きたい音であります。
とても良い耳の勉強になりました。

自作する上で、良い音を知っている、知らないでは大違い、貴重な経験です。
JSP研究所木村様、本日は長い時間ありがとうございました。

余談ですが、オイラのリングダクトSPもちょこんと写っておりますでしょ^^ 
恐れ多くもこちらで鳴らさせて頂いたもので(汗)…
これまたいい経験させて頂きました(御礼)

(2008年10月11日掲載:旧ゆったりねっと)

 

2009年09月13日掲載(若干の修正を行っております)
2011年12月04日一部更新

 

※旧ゆったりねっとの閉鎖に伴い、自作スピーカー関連話題をDIY-Soundへ移行(移設)しております。
 2008年09月に掲載しました記事(一部改編)ですのでご了承ください。

 

集まれ塩ビ管スピーカーのサイトオーナー(管理人)、たてちゅう様へお会いしに千葉県館山市へ行って参りました^^

塩ビ材等を使ったスピーカー自作を趣味とする人たちが集うサイトで、私も過去2回投稿させて頂きました。
最近はなかなか製作できてないのですが…

そんなオイラの所有するアンプは、いわゆるハーフサイズばかり(3台…)でいずれもけっこう古い中古。
果たして、自分のスピーカーは他のアンプではどんな音がするのだろう…
これが気になっておりました。

そこで、たてちゅう様へご連絡して本日おしかけてしまいました(御礼)

たてちゅう様のお部屋の様子。
私のSPもちょこんと置かせてもらってます(1セット2個)

どうです?
いろいろなスピーカーの形、塩ビ材ならではの自由度がいいんです。
部材を使って組み合わせ自由ですからね。

いずれのスピーカーも、良い音が出てました。
音のキャラクターの違いも聞き比べると面白いですね。

それにオイラも使ったことのあるユニットから、こんな音が? と驚いたり…

見て、聴いて、仕組みを確認して…と、いろいろ刺激になります。

これは、オイラ作成のリングダクトスピーカー(と命名^^)。

上向きに立てて置けるようにしてますが、横向きにして聞き手に向けた方がよさそうです。
丸いので、転がらないように固定台を考える必要がありますね…

肝心の音は?

自分のアンプの時より、いい音してる感じです~(ほっ!)

アンプは絶対にたてちゅう様のアンプの方が良いし、デジタルアンプのクリアな音質により、逆にオイラのアナログアンプではなんとなく鳴っていたけど「あら?」というところがあるのではと思っていたのですね。
でも、逆に綺麗に鳴らしてもらった感じになったので安心しました。

並ぶ塩ビスピーカーたち^^

それぞれに違う試みがあって興味津々なひとときでした~

たてちゅう様、ありがとうございました。

 

(2008年09月27日掲載:旧ゆったりねっと)

 

2009年09月26日掲載(若干の修正を行っております)

 

あまりにちらかっているオイラの部屋、少しは片付けねばならんなぁと思って整理していると、古い山水のサラウンド用スピーカー S-30XVがあります。

何に使うか悩むところで、バラしてユニットだけでもとっておくか…というようなモノです。
オイラが高校生の頃に買ったもので、かれこれ20年近く前のもの…となります(汗)

当時からやけに軽い音でそれほど良いと感じたことはありませんでしたが、実家でそのまま置いておかれたもの。
久しぶりに見て面白いかなとアパートへ持ってきたものの、やっぱり音は…う~ん今ひとつ(安かったからなぁ)

高さ22cmの小さなものではありますが、このままでは邪魔だ…

といことで、バラしてみることにしました。

外観上は、ミッドバスとツィーターの2wayに見えます。
バスレフのダクトらしき穴はないので、これは密閉型スピーカーなのでしょう。

ミッドバスは古いだけにエッジの劣化がかなりありそうな予感なので、ここはツイーター目当て^^

ビス等見当たりませんので接着されているのでしょう。
前面板とボックス部の隙間にマイナスドライバーを打ち立ててグイッとこねると、やはりここから分解できそうです。

ミシミシミシッ

強引に開けるとこんな感じ(後のこと考えてませんから)

へぇ~、ツィーターの後ろはこうなってるんだぁ・・・・

??????

おいおい、ツィーターへの配線がないぞ!!

というか、ネットワークもないぞ!!

(普通入っている吸音材もまったくなかったけど)

ということは、ひょっとしてこれフルレンジ一発のスピーカーだったの?

このツィーター風のデザインはいったい…

余談ながら、ミッドシップでもないのにサイドにそれらしいエアインテークを持ったミツビシGTOを連想してしまったオイラですが…
(GTOはマイナーチェンジで後輪ブレーキ冷却用とされましたけど、古い話題ですみません)

筒の中のスポンジを外してみると...

おおっ、見事に何もなし。
プラスチックの筒と一体成型で、ドームツィーターかと思わせる形状を作り出してある…だけ..です(ひぇ~)
そんなに期待していたわけでもありませんでしたが、まさかツィーターがないなんて想定外です。

どちらかというとバスレフポートだったのですね。まぁこれだけスポンジがつめられればバスレフとしては機能してないに等しいでしょうけど…

驚きました。

いやぁ長いこと2wayと騙されましたなぁ(苦笑)

フルレンジは8cmですね。

表のミッドバススピーカー周りの立派なリングは、プラスチック+メッキの安物かと思いきやけっこう立派なダイキャスト製でした。まぁ流用は難しい感じですけど。
(取り外す際に完全にネットはいっちゃいましたし)

お金の使われ方が、音質より見た目というモデル…ですね。

20年後に知った真実…とでもいいましょうか(笑)
やっぱり、山水はアンプメーカーだったんですよ(過去形が寂しいですが…)

 

2008年04月13日作成
2011年11月27日一部更新

 

※旧ゆったりねっとの閉鎖に伴い、自作スピーカー関連話題をDIY-Soundへ移行(移設)しております。
 2008年09月に掲載しました記事(一部改編)ですのでご了承ください。

 

スピーカーの自作などをやっていますと、スピーカーメーカーの話題は気になります。

ソリッドアコースティック社が販売していた、12面体スピーカーの一例です。
ひとつの究極のスピーカーは“玉”であるとされています。完全な無指向性を実現する形状でしょう。
ですが現状現実的に物理的な球の振動版を持つスピーカーはないようで、上写真のように球状にいくつものスピーカーユニットを取り付けて擬似的に同様の効果を得る方法が見受けられます。

こんなスピーカー数種類を販売するこの会社のスピーカー類の売上高は4,000万円とか6,000万円ととても繁盛しているとはいえない状況なのですが、なんと旧ライブドアオート(カーチス)の買収を持ちかけます。
ライブドアオートといえば東証2部上場の大企業、それを買収しようとするにはあまりにも規模が小さすぎますよね。

この会社の創業者の川上巌氏は、ヤマハ中興の祖とされる元ヤマハ社長川上浩氏の長男とされていますが、この川上家のブランドが今回のスキームに一役買っていたかもしれません。

なにはともあれ、カーチスの買収に動き出し、資金面でサポートしたのが今はなきリーマン・ブラザーズ証券。
カーチスは中古車売買の実績もあるし、現預金も豊富に持っているということで投資価値があると判断されたのでしょう。

買収資金として150億円をご用意しましょう、ですが買収先の株式と資産はTOB(簡単にいえば買収)成功の折は担保にさせて頂きますよ、という具合です。
TOBで目的の株式比率に達しない場合には、この150億円の融資は実行されなかったはずです。もちろんTOB不成立として何も動きなしです。

ですがTOBは成立、買収が成功します。
名称をカーチスからソリッドグループホールディングスに変更(中古車販売業とは思えない名前だけど)
TOB成立後、ソリッドアコースティック社は親会社になるわけで、グループ会社全体で効率的なキャッシュマネジメントシステム(CMS)が必要と説き、ソリッドグループホールディングスから現金を預託させます。
簡単に言えば、グループ内であるところは借金してて、あるところはお金が余っている、それならうまく活用することで金利負担も低減できるから、お金の管理を効率よくやりましょう、というような考え方です。
これに預託した金額が120億円と膨大!(虎の子現預金といったところ)

ソリッドアコースティックからすれば、参加のソリッドグループホールディングスの企業価値を高めて返済資金等を確保しようとしたようですが、昨年後半からの株価低迷の煽り、さらにはサブプライム問題による更なる市場悪化を受け、とても計画通りとはいかない状況。
そもそも収益基盤のない親会社に金利負担はあまりに重く、そして続いて…、株価は上がらない….
かなり苦しい状況に陥ったとみられます。

また、サブプライム問題が直撃するアメリカのリーマン・ブラザーズとしては、ここは資金回収が優先課題として挙がったことも想像できます。

そこで、リーマン・ブラザーズは120億円の現預金の担保質権を実行。
さらには150億円の融資ですからまだ30億円が未回収になるわけですが、ソリッドグループホールディングスの担保株を大幅安値(市場価格より)でケン・エンタープライズに売却し、150億円の回収は達成できたもようです。
簡単に言えば、自らのお金で自らの株式を買い取ったけども、その株は違う会社に行ってしまって何も残らなかったという虚しい事態でありました。

そのソリッドアコースティックの状況をみて、ソリッドグループホールディングスが親会社の破産申し立てを行うという異常事態となり、裁判所に受理されました。

結果的に、なんだったんでしょうね、という感じですね。
ライブドアグループからの逸早い独立、それに対しての代償は大きすぎますね…

スピーカーメーカーがひとつなくなったという事実からは想像できない、予想を超える大きなお金が動いておりましたようで….

※その後2008年後半の金融危機で、リーマンブラザーズは破綻してしまいました。

 

(2008年02月28日掲載:旧ゆったりねっと)

 

2009年09月26日掲載(若干の修正を行っております)
2011年11月26日一部更新

 

塩ビ材を使っての自作スピーカー、これはなかなかメリットがあります。

まずメリットは、規格が整っているために、いろいろなメーカーからキャップやソケット、エルボといった規格品の継手【つぎて】が出ており、それぞれにデザインが違ったります。それら継手を活用して、パイプをつないだり、太さを途中から変えたりと、ある程度自由度のある工作が可能で、規格品だけに精度も出ます。
逆にデメリットとしては、その規格に束縛されることとで、規格から外れて作ろうとすると大変です。それと塩ビが室内に?と疑問を持たれる場合がある素材というところでしょうか。
実際うちの家内からは、これ工事現場に普通あるよね?と冷ややかです(笑)

さて、塩ビにもいろいろな種類があり、一般的にホームセンターで購入できるのはVUと呼ばれるタイプ。
電気工事用にもっと薄いVEというのと、水道管等の圧力がかかるところに使用される厚いVPというのもあります。

自作スピーカーの方々には、不要な振動を抑えるためにと厚いVP管を利用されている方も多いのですが、VUよりお値段もお高めです。
またホームセンターでは太いVPがあまり置いてないこともあって、基本的にはVUを使っています。

またパイプを長いまま使うタイプには挑んでいないので、VUでも特に問題はありませんし、後述するソケットを利用しており強度的には大丈夫かなと思ってます。
それにソケットを使うと工作精度のアラを隠せる(笑)

まあ、わざわざご紹介するほどのこともない内容なんですが、なんでもアップしようということで^^
上面ユニットの製作が多いのでこの方法にしてますが、前面ユニットタイプだとあまり活用法はないですかね(汗)

ソケットとは、パイプを直線的につなぐ継手材です。

キャップとソケットの間には、パイプを双方に差し込んでキャップとソケットを密着させて固定します。パイプを適切な長さに切ればそれだけで強固に固定できます。
接着剤まで使うとあとで塩ビならではの分解ができません。
せっかくあ~だこ~だと試行錯誤がしやすいのですから、接着してはもったいない^^
まぁ、納得した作品に仕上がった際には接着も良いかもしれませんけどね。それに接着しなくても十分固定できます。

あと、もう少し長くしたいというときは、ソケットをもう1段追加したりします。
内部の空気量がもう少しほしいみたいだから、2段にしてみるか…というノリです(笑)

で、オイラがもう1点重宝しているのは…

太いパイプは塩ビノコギリでギコギコとカットするのですが、水平カットがなかなか難しいのですね。
ちょっと傾いて切れたとか、凸凹気味であるとか…だいぶんと慣れてはきましたが、機械でカットしたような精度は難しい…丁寧にヤスリで整えればよいのですが、けっこう根気が要ります。
VU150クラスになれると、高速カッター(電動工具)を使っても一度で切れないので精度面では難しそうです。

精度が出ない状況だと、下部キャップ(土台)に差し込んだら微妙にパイプが傾いて見えるとか、上部キャップも同様にしっくりこない…なんてことがあるわけですよ。

そこでソケットを使うと、多少つなぎとして差し込むパイプのカットの制度が悪くても、キャップとソケットがぴったりと接合すれば良いのです。

まぁ、カットをうまくすればいいじゃん、と言われればそれまでなんですが…(汗)
パイプのみより、ソケットを重ねることで筐体強度も増す(耐震性)はずですからメリットはあるでしょう。

お気軽に塩ビで自作スピーカーと思っているところに、いろいろと機械まで購入してたら大変ですから、まぁ一石二鳥ということで^^

 

2008年01月13日作成
2011年11月26日一部更新

 

オークションを見ていたら、オンキョーが発売しているダンボール箱を筐体とした小型スピーカーのキットを発見しました。
適当な箱に穴を開けてスピーカーユニットを取り付ければ密閉型スピーカーになりますので、そんな感じの商品なのかな…
ということで「これは面白そうだ」と探してみると、バルク品として格安で売られている商品を発見しましたので購入してみることに…

送付用の箱を開けると、横幅が20cmちょっとの小さなダンボール箱が出てきました。
必要な開口は処理されているので、手作りキットといっても作業はあまりありませんね。

このスピーカー筐体と思われるダンボール箱を開けると、アンプ部とスピーカー部が出てきました。
スピーカーは小型タイプでよくみられる逆ドームタイプ。振動板部の直径は2.5cmです。

アンプ部は組立済。乾電池4本を入れるとすぐに使えます。
スピーカーとの接続も、コネクタでワンタッチ。半田ごてもペンチも何も入りません…もう少し手作り感があっても良い気がしますが、お手軽度は最高点ですね(笑)

スピーカー部は、表面のスピーカーを縁取るリング部と、ダンボールをはさんで後ろ面の透明容器をネジ部でまわして固定します。

わかり易いように撮影した写真ですが、小さな空気室のバスレフ型構造となってます。意外に凝ってますね。

両方のスピーカーをセットしました。
スピーカー背面からコードを出す部分の白いゴムが、やや取り付け難いですね。まぁ、これがないとバスレフポートがうまく機能しないことになりますので必要なのですけど…

次にアンプ部。といっても電池を入れるだけ。
とりあえず、手元にあったニッケル水素乾電池を入れてみましたが、電圧が低いのが気になるところ…
 (通常1本当たり1.5vのところニッケル水素は1.2v)

アンプ部の形状に合わせて、ダンボール箱側にも切り込みが入れてあり固定できるようになっていますが、あくまで補助的な固定なので両面テープで接着するなどの対応は必要のようです。

組立て説明書らしきものはありませんが、まぁ悩むこともないと思います。
正味30分程度あれば完成すると思いますね。

さっそくパソコンのヘッドホン端子から本キットにラインを接続します。
そして、電源を入れてみると…「鳴った!」

けど、やけにノイジーだなぁ…と思いましたが、やはり電圧の問題ではないか?

ということで、新品アルカリ乾電池に換えたところクリアな音質に!
オンキョーの名前を冠しているだけありまして、アンプ部もそれなりの品質ですね。

内部はそれぞれスピーカー背面に小型のバスレフ型容器が付いてますから、ダンボール箱そのものは実は第二空気室っぽい感じです。
まぁ、Wバスレフというほどの動作は見込めませんが、それぞれスピーカー背面から漏れる中高音域の遮断効果が見込めるところでしょうか。
なかなか面白い商品です。

 

2009年06月12日作成

 

いろいろな車載用スピーカーの中から、塩ビパイプを使った自作スピーカーとして手ごろな大きさを前提に

BOSCHMANN AL-100SE

というモデルを購入しました。
元々はアメリカのメーカーから独立したドイツ人によるメーカーのようです。現在は活動拠点をアジアに置いているのかな?

BMオーディオジャパン株式会社

今回購入した商品は、ウーファー(ミッドバス)とツィーターのセパレート式のセットで、ネットワークもセットになっています。

ネットワークとは、簡単に言えば低域をカバーするウーファーと、高域を担当するツィーターそれぞれに適合する音信号を振り分ける部品で、通常はコイルとコンデンサで構成されています。
(ツィーターに低音信号が入ると最悪壊れます)

このネットワークが付属していることから、細かいことを考えずに簡単に2wayにスピーカーを組み立てることができます。

このスピーカーの仕様をみますと、

 

  • ウーファー   
      10cmカーボンファイバーPPコーン
  • ツィーター   
       25mmPEIバランスドーム
  • クロスオーバー 
      6dB/OCT 12dB/OCT 切り替えSW付き
  • 最大出力    
      140W
  • 定格出力    
       35W
  • 周波数特性   
      40Hz~58,000Hz
  • 音圧      
      91dB
  • インピーダンス 
       4Ω
  •  

    となっています。

    ご覧の特性で、100Hzぐらいまでなかなかの特性です。
    (なるべくフラットな特性が良いとされています)

    それからストンと低音の特性がさがってますね。ところで、最低周波数特性が40Hzもあるのかな…
    通常は、音圧が10dB下がったところまでを特性範囲とするので、大よそ85dBから10dB下がったラインとすれば75dBぐらいになりますね。すると45Hzぐらいという感じではありますが…..詳細な測定方法は知りませんのでそういうことなのかなと^^

    ウーファーです。
    銀色のコーンにセンターキャップがなかなか美しいですね。
    せっかくなら取り付け用のビス穴が4つあれば有難いところですが、肉厚アルミダイキャストフレームで強度はありそうです。
    センターキャップは爪で軽くコツコツとたたくと軽い音がしますので、かなり薄いもののようです。

    こちらはツィーターです。
    実はこのツィーターはドーム部分(内側の黒いフレーム部分)が若干ですが可変式です。なので、少しですが方向をコントロールすることができます。
    まぁ車載用ですから、運転席に向けるなど微調整が出来るようにと思われますが、これは屋内用としてもメリットあるかもしれません。

    そして、これがネットワークが納められたケース。
    自作で2way方式にしようとすれば、パーツ屋さんなどでコイルやコンデンサを購入して組むことになりますが、この点は初心者には助かるアイテムです。
    もちろんステップアップしてのこだわりも持つときがくるかもしれませんが、手始めに2wayスピーカーを作ってみたいというときには、とても面白いアイテムだと思います。

    それではお気軽製作記につづきたいと思います^^

     

    BOSCHMANN AL-100SEでスピーカー自作

     

    2008年01月07日作成
    2011年11月18日一部更新

     

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