スピーカー関連話題

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日本経済新聞に、オンキョーは国内のスピーカー製造を海外へ移転して収益改善を急ぐ、みたいな記事がありました。

この記事によれば、スピーカーの売上が100億円ほどあるとの記載がありました。

オンキョー株式会社の前期売上高は526億円(連結)です
この526億円のうち、AV事業は340億円です(約100億円のPC事業もある)から、28%程度がスピーカーの売上ということに?

コンポのスピーカーも含まれるとすれば、なるほど、イメージできる気はしますね。

また、各業種がどんどん海外移転を進めている、という状況からこのニュースに特に違和感はなかったのですが…(残念には感じましたけど)


ONKYOのホームページにはこんなニュースリリースが掲載されていました。

「・・・当社が発表したものではございません。」としつつも否定していませんね。

たぶん、製造拠点を海外に移す検討はかなり進んでいるんだろうな、と個人的に思っています…
(誰か知らないけど、ダメだよ、情報漏らしちゃ^^)

 

補足します。

OEM事業として約70億円があります。
車載用スピーカー等を作っているとありましたので、OEM売上が全額スピーカーだと仮定しますと、AV事業の340億円のうちスピーカーが占める割合は10%ぐらいなのかな?、という感じですね。

 

2012年01月19日
2012年01月20日追記

 

スピーカーを自作してますと、その周波数特性はどんなもんだろうと気になってくるってもんですよね。

以前は、

 

パソコン+フリーツール ⇒ 信号再生 ⇒ アンプ ⇒ スピーカー ⇒ 信号音出力
その信号音を ⇒ コンデンサマイク+マイクアンプ ⇒ パソコンのマイクIN ⇒ 周波数特性表示

 

という流れで計測したことがあります。

残念ながら、そのときのパソコンでは10kHz以上がまったく測定できない、という状況で少々困りましたが測定できることは楽しかったです。
(マイクかパソコンか、不具合要因は追求できてませんけど)

しかしその後引越し等の際に、コンデンサマイクやマイクアンプをなおしこんでしまい、さらにはパソコンも入替となって測定できる環境が大きく後退して今に至ってます。

最近は、概ねどんな音の傾向かがつかめればいいや…とオークションで周波数毎の音を再生できるチェックツールを購入しまして、それぞれの周波数を再生しては音の大きさからスピーカーの傾向を感じています。

 

一時猛烈に欲しかったPHONICのPAA3というハンディタイプの周波数測定器もありまして、今でも欲しい気がしますけど^^、もっと手軽に測定する方法としてはiPhoneやAndroid用の周波数測定アプリも出てますよね。

スマホのマイク特性がフラットなのか不明ですが、手軽に面白そうに思います^^
内蔵マイクではなく外付けの別売マイクをつけたら、けっこうしっかりと測定できそうな予感ありますしね。

 

ちなみにPHONIC PAA3はこんな機種です^^




→ PHONIC PAA3を楽天市場で探す

 

2012年01月17日

 

休日はそれなりの音量をスピーカーから出せるとしても、仕事で遅く帰宅する平日となるとそうはいきません。

たまに音楽やら動画の音を聴こうと思うと、深夜であればヘッドホンの出番となります。

PCオーディオ状態ですから、スピーカーから音を出す場合は、

 

パソコン → USB-DAC → アンプ → スピーカー

 

とつなぎますが、ヘッドホンの場合にはこだわりも特にないもので…

 

パソコン → ヘッドフォン(直接端子接続)

 

として聴いています。
(USB-DACにヘッドフォン端子があるものの何故か音が出ないもので…汗)

そしたら、普段はUSB-DACを接続したままですので、パソコンの音出力ポートはUSB-DACとなってます。
そこにヘッドフォンを接続したとしても先接続優先とでもいうのでしょうか、USB-DACが認識されたままになってヘッドフォンへ音が流れません。
(私のパソコンでは)

なので、ヘッドフォンで聴こうと思えばUSB-DACにつないでいるUSBケーブルを外す必要があるのですが、少々狭苦しいところに置いていることと、USBケーブルを頻繁に抜き挿しするのも接触面にあまり良くなさそうだなぁということで、USBスイッチを使おうかと思案中…

たとえばこれです。
 


ELECOM USB2.0HUB 個別スイッチ付

 
音にこだわる方々からしますと、このような無用な接点を増やすとは何事だ、とお叱りも受けそうな気もしますが(汗)、人間使い勝手が良い方がやはりいいですからね^^

これがあれば、普段はUSB-DAC側をメインにしていても、スイッチをカチッと切ればヘッドフォンへ切り替わるはずですよね?
試してみようと思います^^

 

2012年01月14日

 

「ECLIPSE(イクリプス) TDシリーズ」 TD510/TD508IIをモデルチェンジというニュースリリースがありました。

(イメージはニュースリリースより)

 

タイムドメイン理論を採用したECLIPSE TD。
最初に登場したのは2001年とのことですから、この卵型の特徴あるスピーカーシリーズは10年目を迎えたとのことです。

タイムドメインといえば、塩ビ管スピーカーでも(株)タイムドメイン社のYoshii9タイプに多くの方が取り組まれる人気のスピーカータイプですよね。
「原音再生」、トレンドになりましたからね~^^

このニュースリリースでも「~世界最高レベルの「正確な音」を追求~」とされており方向性が窺えます。

 

(イメージはニュースリリースより)

 

空気室が図のとおりあまり大きくない影響でしょうか、以前ヨドバシカメラで他の小型SPで聞き比べるとやや低音域の量感が物足りない感じがしましたが、今回発表された10cmユニットモデルの仕様を見ますと再生帯域「42Hz~22kHz」とけっこうな広さです(8cmモデルは「52Hz~27kHz」)。

代わりに中、高域の音はやはりタイムドメイン理論によるものでしょう、繊細な再生がされている~と感じたものでした。その印象は今回のモデルもきっと変わらないでしょう。
そういえば以前、富士通のパソコンにECLIPSE TDタイプの小型スピーカーが同梱されていました。本家^^ECLIPSE TDシリーズと比べるとさすがに安っぽい印象でしたけど^^(音の印象はあまり覚えてません)

 

ECLIPSE TDシリーズ2001年の登場以降、バリエーションを増やすなど展開されていますが、いずれも基本デザインは継承されておりブランドの確立には一定の成功といえると思います。

オーディオ雑誌を見ますと、よく海外メーカーよりデザインに特徴のあるスピーカーが発表されていますが、日本勢もこだわりのシリーズで地位を確立していってほしいなぁと願うばかり。
ECLIPSE TDシリーズ、20年目を迎える頃も同じコンセプトでのさらなる深化を期待します^^

 

ホームオーディオ用スピーカー「ECLIPSE(イクリプス) TDシリーズ」 TD510/TD508IIをモデルチェンジ
: 2012年1月11日 富士通テン株式会社
http://www.fujitsu-ten.co.jp/release/2012/01/20120111.html

 

昨年、厚木市 ナガオカ スピーカー ラボラトリーさんよりメールを頂きました。

そして先日、HPを公開されたとのメールを頂きましたのでご紹介します。

 

厚木市 ナガオカ スピーカー ラボラトリー
http://www016.upp.so-net.ne.jp/atsunaga/

 

リンク先のHPを見ていただければ分かりますが、スピーカー本体と筐体の不要な振動を抑える研究をされています。
試行錯誤の末、振動を抑えるためには「アイカ工業 アイカウレタンエース」がもっとも適した素材であるという判断に至り、いろいろなスピーカー製作に取り組んであります。

最初にメールを頂いたときは、自作のリングダクトSP「RD-801」の内部に塗ってみようかと思いました。
イメージしたのは「ユニットの背部に粘着性シール等を貼ると効果がある」ということを聞いたことがあり、なるほどその粘着性シールの代わりに「アイカ工業 アイカウレタンエース」なのかな?と思いましたので、ちょっと塗ってみるかなと思ったものです。

ところがHPの写真でみて分かるとおり、筐体すべてを覆うように塗られているんですね。
スピーカーの振動を抑えるというのは、やはりそう簡単なことではないなと改めて実感するような気持ちです。

それにしても相当な数のスピーカーを作っては研究をされており、とても感心します。

スピーカーの世界はまだまだ新発見の領域があると思います。
楽しくスピーカー自作をやれたらいいですね^^(私も今年はいろいろやりたいなぁ・笑)

厚木市 ナガオカ スピーカー ラボラトリーさん、お奨めリンクでもご紹介しておきます。

 

2012年01月09日

 

新年、いかがお過ごしでしょうか。
今年も宜しくお願いいたします。

 

年末の大掃除でいろいろと不用品を捨てたものの、無造作に積み重なったCDがカラーボックスの一角に残っています(といっても100枚程度でしょうか)
まぁ、ちょっと見た目が悪いですねぇ…
最近ようやく綺麗好きへの変換が進みつつある?私としては気になるところです(苦笑)

このところは所謂PCオーディオということで、パソコンからUSB-DACを経由して音楽を聴くことが多いのですが、まだあまりCD音楽データを取り込んでいません。
これを機にやるか…ということでコツコツやってます(^^)

 

以前は今となっては旧Ver.のSound ITというソフトで取り込んでいましたが(編集ができる)、ファイル名が****01.wav、****02.wavというようになります。
しかしこれはちょっと不便。

手入力でファイル名を曲名に変更するのは大変手間です。そこで、取り込んだ曲の曲名が自動的にファイル名になってれるiTuneをインストールしました。
インターネット経由でCD情報から自動的にCDDB機能(サービス)により曲名を取り込んで、ファイル名にしてくれます(たまにCD情報がないときもあるらしいですけど^^)

既にお使いの方も多いと思いますが、噂通り使い勝手がいいですね、これで作業が楽になりました^^

 

ということで、取り込んだCD(CDジャケット)は、収納ケースに入れて押入れの奥にでも入れておきます。
また、購入したものの「これは私には合わないな…」と今後聴きそうにないCDはまた中古店にでも届けましょう(–)

これでCDの整理整頓ができれば、もう少し見られる部屋になるかな~(笑)

 

2012年01月08日

 

市販のスピーカーは、まぁブックシェルフ型、トール型、フロア型などいろいろあります。
中には芸術的な形状を持つスピーカーはあるものの、概ねスクエアな箱にスピーカーユニットが1個~複数個収めてある、というデザインが多いですね。

ところがちょっと特徴のあるスピーカーが発売されたようです。

 

blanco audio ホームページ → http://www.blancoaudio.com/

 

以下、画像はホームページより拝借しております。

【正面】

【斜め前】

【横】

【斜め後】

【後面】

 

塩ビ管スピーカーの自作派からすれば、なんとも親しみの湧くデザインではありませんか^^

次のとおり、そのボディはそうとうのこだわり!

 

黒い部分のボディは【炭素鋼】
その下の木の部分は【一木をくり抜き加工した天然ムク材】
さらにその下の台座は、60mmもの厚みを持つ【インド黒御影石】

 

という組合せ。
なんと1本約8kg、超高剛性ボディで不要振動防止を図ってあるようです。

3インチユニットとありましたから、所謂8cmのフルレンジユニットでしょう。
サイズは W150mm H320mm D235mm と小型サイズです。
周波数特性は50Hz~16kHz、定格入力は20w。

本スピーカーは密閉型とありました。
ところが裏面写真で分かりますが、スピーカー端子の左右にそれぞれ小さな穴があります。
ステンレス製の穴らしいのですが、これはバスレフとして機能を狙ったものではなく、密閉型の要素である空気室の圧力変化を適度に抑えるための空気穴とのこと。
要はスピーカーユニットの前後運動の妨げとなる空気室圧力を、この空気穴より空気室の空気を出し入れすることで調整しています。
確かに小型密閉型スピーカーでは、窮屈な音になりやすい傾向がありますから、この空気穴の効果は期待できます。

希望小売価格はペアで189,000円(税込)ということです。
気になる方は是非メーカーサイトをご確認ください。

blanco audio ホームページ → http://www.blancoaudio.com/

 

2011年12月31日

 

楽天ブックスで、Stereo誌2012年1月号が到着しました。

amazonで送られてくる箱より、楽天ブックスの方が立派ですね。何かに再利用しようと思えば楽天ブックスの箱に軍配(笑)

早速Stereo誌を取り出してみると…

スピーカーユニットのキットが付録されていたときと同じようなスタイルですね。

付録が収まっている箱を開けてみたところです。

基盤部分と電源アダプター、それとビス類と組み立て時に基盤を保護するフィルム状のものが入っています。

Stereo誌と高級アンプ等で有名なラックスマンとの共同企画となってます。基盤にはStereo誌のロゴ、ラックスマン社のロゴがプリントされいます。

完成品が付録なわけで、すべて綺麗に半田付けされてます。
OPアンプはソケットがあるので、お店等で購入したOPアンプと交換可能となっていますね、なるほどなるほど。
小さなICチップのような形状をしています。

ちなみにOPアンプとは、オペアンプ(operational amplifier,オペレーショナル・アンプリファイア)のことで、信号を増幅する部品(アナルグ演算回路)のこと。

端子側ですね。

デジタルアンプは、しっかりとした金属ケースながら安価で売られているものからいろいろありますが、それらは小型のものが多いですね。
この付録デジタルアンプもかなり小さいものです。

ご覧のとおり綺麗に半田付けされた基盤と部品類。

さて、電子部品はあまり分からない私ですが、自作派としてはケースを何か作成してみたいなぁと思うところ。
ボリュームも端子類も半田付けされているので、それらを取り外すまでは…とも思いつつ、既存端子をそのままにコードで延長して別途自作ケースの端子とつなぐとういうのもロスがありそうで…

スピーカーユニットのときは自作する部分がありました。
このデジタルアンプでもちょっぴり半田付け作業部分があっても面白かったかな~^^

 

2011年12月23日

 

視聴してみました。

 

パソコン → USB-DAC(MONITOR 01US) → Stereo誌・ラックスマン共同企画デジタルアンプ 
そして 木板 積層リングダクトスピーカー につないで鳴らしました。

 

片チャンネル5wでこんな小さいのに、よく鳴ってますよ。
まずは小音量…

へぇ、よく鳴ってる、なかなかクリアに鳴ってます。

よぉし、ではボリュームを上げてみましょう。
と、ボリュームつまみを半分以上の位置まで上げてみると…

全体的に解像感がやや薄れてしまう印象ですね。
(つなぐスピーカーによって、印象は変化すると思いますのでご了承ください)

メインで聴いているPioneer A-A9とはこの辺りで音質に差を感じます。
これは増幅時によるものか、ダンピングファクター的な要素か、よく分かりませんが低域音がぼやっとなる感じがします。

それでもBGM的に流す音量ならとてもクリアな音で流れますし、なかなか侮れないデジタルアンプ・キットですよ。

 

2011年12月25日

 

PCオーディオとかハイレゾ音源といった言葉があります。

PCオーディオとは、パソコンで音楽を再生して楽しむ文字通りの方法です。
ハイレゾ音源と呼ばれるのは音質に関わる部分で、簡単に言ってしまえばCDより情報量の多い音楽ソースということになります。

 

CD(Compact Disc)は、ソニーとフィリップスが1979年に共同開発を開始して世界標準となった音楽メディアです。
それから30年以上経過しましたがまだまだ主流です。

その間どんどんプレーヤーも売り出されて安定した読み取り方法等進化してきたのですが、CDの規格であるCD-DA形式のデータであることは変わりなく、CDに保存できる情報量は決まっています。
CD-DA形式では音楽データは、サンプリング周波数44.1kHz、16bit、ステレオ2チャンネルで記録されています。

1秒分の音楽データを44,100回に分割し、1回あたり16bitを使ってデータで記録していますので、

1秒分のデータ量=44,100×16(ビット)×2(ステレオ)÷8(バイト)=176,400バイト

となり、74分の記録であれば

74分のデータ量=176,400×60(秒)×74(分)=783,216,000バイト
→783,216,000÷1,000,000(M)= 約783MB

となります。

しかし、プレーヤーがこのデータを読み込むときに、例えば表面のキズ・汚れによって読み込み損じを起こす可能性があります。その都度ノイズになっていてはせっかくの音楽が台無しになってしまうので、それを防ぐためにエラー訂正用データを入れて補正できるようになっています。
CDプレーヤーは絶えずそのチェックをしつつ再生しているのです、賢いです^^

そのエラー訂正用データの保存容量が必要であることで、実際の記録できるデータとしては結果的には650MB程度になってしまいます。
つまりはCDは規格により記録できるデータ量が650MB(規格内で容量拡大した700MBもある)と決まっています。

 

SACD(Super Audio CD)はDVDに近い構造で、4.7GB~9.4GB程度の情報量を記録できます。
CD-DA方式とは違うので単純比較はできないのですが、より大きい情報量を記録できるのは間違いないです。
音質の向上と情報量の増加は比例関係です。

SACD(DVD-Audioもあるけど)という情報量を多くもつメディアが登場しましたが、専用の再生機器が必要なところが多少ネックです(SACDは記録形式が違い容量だけで比較はできません)

 

そこで普及しているパソコンを利用して、情報量の多いハイレゾ音源を聴くスタイルがあります。
これがPCオーディオと呼ばれる世界。

ハイレゾ音源でなくても、CDの音楽情報をHDDに保存して聴く、ダウンロードしたMP3やFLACといった圧縮形式の音楽情報を聴くというのもPCオーディオに含まれます。
ですがハイレゾ音源を手軽に楽しめるのはPCオーディオのメリット! 私の頭では、PCオーディオ=ハイレゾ音源です(笑)

ハイレゾとは、High Resolution=高解像度の略です。

高解像度の音源、44.1kHz/16bitよりも情報量が多いものを一般的にそう呼んでいます。

よく目にするのに、24bit/96kHz、24bit/192kHzといった表記がありますが、これらはハイレゾ音源です。

 

※デジタルオーディオの全知識(白夜書房 柿崎景二著)より

これは16bitと24bit音源の違いをイメージしたものです。
16bitより24bitの音源の方が情報量の多いことを示すイメージです。
この図では縦がbitになりますが、横方向は周波数でこちらも44.1kHzから96kHzや192kHzへと細分化されるとマス目が細かくなっていきますよね。

音と写真(イラスト)は違いますが、解像度というのをイメージできます。
左の写真より情報量が多い右の写真(イラスト)が綺麗に見えますね。
つまりは「情報量が多い=高解像度」だな、と想像できると思います。

ハイレゾ音源は、こういった写真の解像度がアップするように音の解像度アップを狙ったもの…です。

 

ではハイレゾ音源をどう楽しむか…

実は特別に考えなくても、最近のパソコンはハイレゾ音源を再生できます。
これはPC用音源としてIntelが2004年1月に発表したHigh Definition Audio = HD Audioの規格で、32bit/192kHzのハイレゾ音源に対応(さらに8chまでサポート)しています。

私も最初はPCオーディオといったら、
「DAC(デジタルアナログコンバーター)といったと装置がないと聴けないのだろう」
「きっと難しい設定等あるんだろう」
等と思っていたら、使用中のパソコンでもハイレゾ音源をWindows Media Playerであっさり再生してしまいました(ヘッドフォン端子から出力)。
思ったより敷居は低いかも(^^)

 

Windows Media Playerでも再生可能ですが、少しこだわるならインターネットからハイレゾ音源再生対応ソフトとしてfoobar2000、MediaMonkey等がダウンロードできます。
ハイレゾ音源を聴くことは難しくないです。

ただ、音にこだわってくるとパソコンから取り出した音をアンプに入力して、スピーカーで鳴らす、ヘッドフォンでもより良い音を楽しみたいということに…ちょっとした欲が出ます^^
そうなるとDAC等の機器やアンプ(ヘッドフォンアンプ)との接続方法などにこだわりが出てくる世界です。

ここら辺がPCオーディオの愉しみという感じでしょうか。

 

2011年09月10日追記

 

最近のパソコンは、ハイレゾ音源を再生できます。
しかし、どんな部品で構成されているか、どのような精度かはメーカーによるところがあります。
それに価格競争の激しいパソコン業界において、搭載するスピーカーにこだわって「高音質」と謳うならまだしも、出力用端子を装備して「高音質出力対応」という訴求力はそれほど大きいように思えません。

よってイヤホン出力にしても、オーディオ好きが望むほど高音質ではない場合が多いようです。
というのも私のベアボーンモデル(半自作機)のイヤホン端子にヘッドフォンをつないでみると、

「ジ・・・ジジ・・・・ジ・・・・ジジ・・・」

と盛大にノイズがのっています。
CD-ROMドライブを動かすとまた別のノイズが聞こえたりと…

まぁこれは極端な例ながらも、パソコン内部はノイズ発生源がけっこう多いものです。

 

ほとんどのパソコンはイヤホン出力はありますが、オーディオとしてポピュラーなRCA端子が搭載されているものは少ないですし、ノートパソコンではそれこそ見かけません。
拡張ボードにRCAや同軸、さらには光といった出力を持つオーディオサウンドボードを追加する方法はありますけどね。

とはいえ、一般的にアンプに接続するならRCA入力に入れるのがやっぱり簡単。
それではどうするか…
イヤホンジャックとRCA端子とを変換するケーブルやコネクタがありますが、ヘッドフォンとRCAではインピーダンスが違うのでこれでは本来の性能は導き出せません。

先に記載のようにRCA出力を持つパソコンは少ないですよね。
別売のサウンドボードを組み込むか?(ONKYO等から出てますね)
しかしノートパソコンではそうはいきません。

そこでDACと呼ばれる装置の登場です。
DACとはデジタルアナログコンバーターの略で、デジタル信号をアナログ信号に変換する装置。
パソコンが情報処理するデジタルデータを、これによりRCA等のオーディオ信号に変換ができます。

 

接続イメージはこんな感じ。
—線は、DACを介さずにイヤホン端子または別の出力端子からアンプにつないだイメージです。

DACの中でも一番お手軽だろうと思うのがUSB-DACです。
USBポートから信号を取り出し、DACに入力して変換しRCA端子よりアナログ信号を出力します。これをアンプに入力すればよいことになります。

 

2011年09月19日追記

 

ということで購入したUSB-DACですが、オークションで購入しました。
これまた低価格商品から私には手が出ない高額品までこのジャンルも活性化しています^^

MUSILAND Monitor 01 US

発売されて相当経過しているし、現時点では併売中の後継機(?)Monitor 02も出ていることもあってお手ごろ価格で落札^^

パソコンにはドライバをインストールする必要があります。ドライバの入ったCDが同梱されていますが、インターネットからも最新版がダウンロードできます。
ドライバをまずパソコンにインストールして、それが完了した後にMonitor01を接続します(30cm位のUSBケーブル同梱)。
するとインストールの続きが実行されます。先にMonitor01を接続してドライバをインストールしようとするとうまくいかないようです。

同梱ドライバの画面。シンプルですね。
最新ドライバはインターネットから入手可能です。2011年9月現在は下記URLにより入手できます(URLは変更になる可能性有)
http://download.tamaudio.com/musiland/Monitor_USB/

私のパソコンは、どういうわけかインターネットから入手したドライバはうまくコントロールパネルが起動しない現象になりまして、結局は同梱のドライバになってます(汗)
別のVistaのノートパソコンはうまくいきましたので、XPのデスクトップパソコンとの相性がよくないのでしょうか…
バージョンが新しいドライバの方が、いろいろ設定できる機能があるようです。

説明書は日本語表記がなくてわかりにくいですが、機器の接続に関しては悩むところはないと思います。

次にハイレゾ音源を再生できるツールでよく利用されているのにfoobar2000があります。
私もまずはこれで…
窓の杜からもダウンロードできますね。
http://www.forest.impress.co.jp/lib/pic/music/musicplay/foobar2000.html

日本語パッチもあります。

そのfoobar2000のoutput設定「file」→「Preferences」から「Playback-Output」で、Deviceの設定でMonitor01を選択します。

とりあえずはこれで再生可能^^

パソコン→[USB2.0]→Monitor01→[AMP line入力]→SP
という流れで、うまく音が出ました。

パソコンのヘッドフォン端子からの音にあったノイズはありません。ハイレゾ音源でなくても音は出るので、パソコン内の音を鳴らしてみるといい音が出てきます。
なかなかクリアな音ではないですか。

PioneerのA-A9はUSB入力があるDAC搭載(ハイレゾ未対応)アンプですが、それと比較してもこりゃ負けてない…
ハイレゾ音源対応できるところはアドバンテージありますしね。

 

2011年09月26日追記

 

ハイレゾ音源を手に入れてみます。
いくつかダウンロードサイトがあるようですが、まずは“音楽ダウンロード【e-onkyo music】”を利用します。あのONKYOが提供してますからね、安心感があります^^

(2011年9月25日現在の【e-onkyo music】トップ画面)

会員登録をしまして、最初に購入したのが…

Harbie S Trio「 Too Late Now 」

Trio系、好きなんです^^

ダウンロード時にデータフォーマットを選択できます。

最近はHDD価格も安くなってますし、容量の問題は気にせず非圧縮データのwav形式を選びました。
【e-onkyo music】で販売されている音源には、著作権保護技術(DRM)がかかっているのと、そうでないDRMフリーがあります。DRMのデータは、再生環境、再生ソフトに制限がありまして、【e-onkyo music】の場合は、Windows Media Playerに限定されています(2011年9月25日現在)。
当然ながらコピーにも制限があるようです…

私が購入したHarbie S Trio「 Too Late Now 」はDRMフリー、foobar2000でももちろん再生可能。
好みにもよりますが、まずはハイレゾを聴いてみるぞという最初のダウンロードは、DRMフリーの音源が良さそうに思います。

ダウンロードすると、当然ながらwav形式のデータが入手できます。
さっそく再生…

foobar2000の画面ですが、サンプリング周波数 96kHz、24bitとして認識してます。

そんでもって音ですが…

 

むむ…

なんだか、やわらかい感じがします。耳あたりがやさしい?
そんな感じですね。
24bit/96kHzの音源のみを聴いていて、44.1kHz/16bitのCD音質と比較したわけではないものの…やっぱりやわらかい感じを受けます。
音の情報量が増したことで、より自然な音として耳が感じているのかもしれません。
聴き疲れし難い音だろうと思います(再生環境にもよりますが)

 

今後はますますハイレゾ音源の提供も増えてくると思います。この点はとても楽しみです。
それにパソコン内または外付けHDDに音楽ソースをたくさん保存しておくことができますから、保存リストからマウス操作で選んで再生するという操作は、CDの入れ替えという操作に比べてもずいぶん楽ですね。人間やっぱり「楽」を求める生物ということで(笑)

なるほど、PCオーディオ、面白くなってきました^^

 

2011年08月28日~2011年09月26日掲載
2011年12月13日一部更新

 

持ち運べるアンプを探しておりました。

最近のデジタルアンプ(D級動作)は小型で、ACアダプター電源で駆動するものが多数でております。それに音の評判もなかなか。
ひとつ欲しいなぁ、と思い始めてしばらく経ちます^^
(最近は多少我慢することも覚えましたかね・苦笑)

 

先日飲み会で話していたら、せっかく小型なので知人宅などに持っていって自作スピーカーの視聴に使うと便利だ、ということで「それっていいね!」と盛り上がりまして、物欲の神が降臨されました(笑)。

いろいろ見てますと、サイズもいろいろありますが基本的には小型のものが多く、問題はACアダプター電源タイプは電源をどうするかだけです。コンセントを借りれば問題ないのですが、まぁ屋外ってことも想定してDC9~12V程度の外付バッテリーを準備するかな~という感じでありました。

 

そんな視点で改めて検索していたら、あったんですね私の用途を満たす素晴らしいアンプが(笑)

2008年頃に発売されたSonic ImpactのGen2 T-AMPというアンプです。
集まれ塩ビ管スピーカーの先輩がブログ等でも紹介されてまして、とても参考になりました。

 

SONIC IMPACT GEN2 T-AMP 購入 地蔵の気まぐれブログ/ウェブリブログ
http://jizounokimagure.at.webry.info/200806/article_2.html

 

何が良いかって、これ単三電池8本を内蔵してACアダプター不要で鳴らせることができるんです。まぁ、どれぐらいの時間聴けるかは置いておいても、これぞ自分の希望にど真ん中ストライクではないですか。

これに決まりでしょう!

でも、発売が2008年ですし、デジタルアンプのような世界はモデルチェンジが早くて他メーカーはどんどん新作が展開されています。
このアンプは後継機が特に出た様子もなく、自然と市場からフェードアウトしつつあったようで、お店やネット通販の通常の販路からは姿を消しておりました。
ところが、先日オークションサイトを眺めておりましたところ、メーカーから残る在庫分を全て仕入れたとして新品の出品ありましたので、価格もお買い得と感じて購入しました。

箱から取り出すと、いやあ軽い!

普通アンプを想像すると、ずっしりと重いというイメージがありますが、このGen2 T-AMPはプラスチック筺体であることに加え、内部も拍子抜けするほど軽い感じです。
単三電池8本を装填してやっとこれぐらい重さがあってもいいよな、という感じになりましょうか(笑)

見た目からしてとてもシンプル。
中央のボリュームがスイッチを兼ねていて、プッシュするとボリューム・ノブが飛び出してきてスイッチオンとなる仕組み。
ボリューム部には青のダイオードが入っているようですがあまり目立ちません。

裏側もシンプルで、L/Rのスピーカー端子とAC電源端子、それとイヤホンジャックがあるだけ…
裏面を覆うパネルは薄いアクリルのようなもので、手前側の端がめくり上がっている姿はチープ感が漂いますなぁ(ま、個体差でしょうけど)

裏側は単三電池が8本収納できるようになっています。
まだ電池は入れてませんが、ACアダプターを接続してとりあえずの視聴。

スピーカーはリングダクト RD-801を接続して、まずはパソコンのイヤホンジャックから取り出した音を流してみます。

 

!!!

 

す、すばらしい! 評判通りの音ですね。
クリアに鳴らしてくれます、こんなに軽いアンプなのに。

普段聴いているPioneer A-A9は、ソースダイレクトで鳴らしているので低音域があっさりしてますが、その違いもあってか低音域に厚みを感じます。その分全体的にややマイルドな印象に感じるのかなぁ? キレという点では弱いのかもしれませんが聴きやすい気がします。なるほど良い音です。

 

マンションで現実的に流せる音量程度であれば、A-A9である必要がないなぁという音を提供してくれます。
恐るべしですなぁ、お手頃D級アンプ。

接続したスピーカーユニットは小型の8cmです。
15w+15wというアンプの出力からして大音量時や、16cmや25cmといった大型ユニットを駆動するとなると、ダンピングファクター(制動力)能力が効いてくると思いますものの、リングダクト RD-801につないで聴く分にはまったく問題ないですね。

しばらく試聴しましたが、このアンプあまり熱くなりません。
A-A9とかけっこうな上部が熱くなるのに…

こりゃ発熱量からしても省電力であること間違いないな~^^ ECOでもあるし、これをメインにしようかな^^

 

2011年07月29日作成
2011年12月11日一部更新

 

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